都立多磨霊園で樹木葬はできる?-申し込み方法・費用・倍率をご案内

多磨霊園は、東京都が運営・管理を行う都立霊園のひとつです。
多磨霊園では、2021年から樹木葬こと「樹林型合葬埋蔵施設」の案内が始まりました。
かかる費用の目安は、遺骨1体あたり8万6,000円~です(粉末状の遺骨であれば、2万8,000円~)。

2024年の申し込み情報は、5月下旬に更新予定です。

本記事では、多磨霊園にある樹木葬の特徴、申し込み方法や費用、倍率などをご紹介します。
また、多磨霊園のアクセスや口コミもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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多磨霊園にある樹木葬・樹林型合葬埋蔵施設の特徴

多磨霊園にある樹木葬の正式名称は、「樹林型合葬埋蔵施設」(樹林墓地)です。
名前通り、周りを樹林に囲まれています。
小高い芝生地のもとで眠ることができ、霊園が家族に代わり供養・管理を行う「永代供養」がついていることが特徴です。

ご遺骨の埋蔵方法

芝生地の下に設置された共同埋蔵施設(カロート)に、ご遺骨を1人用の骨袋に入れて、土に触れるように葬ります。
骨袋に入れる際のご遺骨の状態は、通常の「遺骨」の状態とパウダー状にした「粉状遺骨」の状態の、2つの中から選択することができます。「粉状遺骨」の方を選択すると、使用料が少し安くなります。

お参りの方法

焼香や献花は、施設内に設けられた共同の献花台で行うことができます。
また、毎年5月4日(みどりの日)には埋葬者に対し花を供える「献花式」が行われるので、頻繁に足を運ぶことが難しくても、故人をしっかりと供養することができます。

樹木葬の申し込み方法・費用

申し込み方法

樹木葬を利用するためには、年に1回行われる「使用者募集」に申し込みをして、抽選に当たることが必要です。
毎年5月後半に募集情報が公表され、6月中旬~7月上旬までが申し込み期間となります。
2024年の申し込み情報は、5月下旬に更新予定です。

費用・料金

都立霊園では、契約にかかる料金を「使用料」と言います。使用料は、申し込みの区分や埋蔵するご遺骨の数によって変わります。
かかる使用料の目安は、遺骨1体あたり8万6,000円~です(粉末状の遺骨であれば、2万8,000円~)。

2023年の募集要項

使用料・募集数

組名区分埋蔵数使用料募集数(体)
JU01遺骨申込1体用8万6,000円全100体
JU022体用17万2,000円
JU03粉状遺骨申込1体用2万8,000円全100体
JU042体用5万6,000円
JU05遺骨+生前2体用17万2,000円260体
JU06粉状遺骨+生前2体用5万6,000円190体
JU07生前申込1体用8万6,000円全890体
JU082体用17万2,000円
JU09生前申込(粉状遺骨)1体用2万8,000円全750体
JU102体用5万6,000円

募集期間/手続きの流れ

募集内容の発表2023年(令和5年)5月25日気になる霊園・お墓の募集があるか、販売価格・募集数を確認しましょう。
申し込み6月15日(木)~7月3日(月)インターネットもしくは郵送で申し込みます。
インターネットの場合 :都立霊園の公式サイトから申し込みします。
郵送の場合 :都庁の案内コーナーや、各都立霊園の窓口などで配布されている「申込みのしおり」を受け取り、申込書を郵送します。
受付番号の通知8月9日(水)以降インターネットで申し込みした場合はメールで、郵送で申し込みした場合ははがきで受付番号が通知されます
抽選8月17日(木)都庁で公開抽選会が実施されます。結果は、翌日都立霊園の公式サイトなどに掲載されます。
抽選結果の通知9月1日(金)以降インターネットで申し込みした場合はメールで、郵送で申し込みした場合ははがきで抽選結果が届きます。
書類審査9月22日(金)以降、指定日申込資格を満たしているかの確認のため、書類審査が行われます。
使用料・管理料を納入11月頃書類審査を通過したら、納入通知書が送付されます。期限までに、指定の使用料と管理料を納入します。
使用許可証の交付12月頃期限までに、指定の使用料と管理料を納入したら、墓地の使用許可証が交付されます。

申し込み条件

遺骨申込
  1. 都内に3年以上継続して住んでいること
  2. 現在守っている遺骨があること
  3. 遺骨に対して、祭祀の主宰者であること(以下のいずれかを行った者)
    • 葬儀の喪主を務めた
    • 法事の施主を務めた
    • 役所に死亡の届けをした、或いは火葬の申請をした
遺骨・生前申込
  1. 都内に3年以上継続して住んでいること(生前2体+遺骨1体の場合は生前の方は2名とも)
  2. 現在守っている遺骨が1体又は2体あり、その遺骨と親子、夫婦、兄弟姉妹の関係にあること
生前申込
  1. 都内に3年以上継続して住んでいること(2体、3体用の場合は全員)
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樹木葬の募集倍率

2021年から募集が始まった多磨霊園の樹木葬ですが、倍率は例年2.8倍ほどです。
多磨霊園にあり同じく永代供養がついている合葬埋蔵施設(いわゆる合祀墓)の倍率は6.6倍なため、比較的倍率が低いお墓だということが分かります。
しかし、3人に1人ほどしか当たらない倍率であるため、申し込んだら必ず利用できるというわけでないということに注意する必要があります。

2023年2022年2021年
2.72.92.9

多磨霊園はどんな霊園?

都立霊園最大規模を誇る、日本初の公園型霊園として1935年に開発された公営霊園です。
東京ドーム27個分、128万237平方メートルもの広大な敷地には68,000区画ものお墓があります。土地の半分以上は緑地からなっており、桜の花の名所としても有名です。多くの文化人や政治家のお墓があり、憧れの著名人と眠れるのも人気の理由のひとつです。

多磨霊園の基本情報

所在地東京都府中市多磨町4-628
交通アクセス【電車・バスをご利用の方】
▼JR中央線武蔵小金井駅より京王バス「多磨霊園」行
「霊園正門」下車、徒歩約3分
▼JR中央線武蔵小金井駅より京王バス「調布駅自動車試験場」行
「多磨霊園裏門」下車、徒歩約2分
▼JR武蔵小金井駅南口6番より京王バス 京王線「多磨霊園」行
「多磨霊園表門」下車、徒歩約2分
▼京王線多磨霊園駅より京王バス「武蔵小金井駅」行
「霊園正門」下車、徒歩約3分
▼西武多摩川線多磨駅より徒歩約7分
【車をご利用の方】
▼東八道路沿い、甲州街道白糸台交番前交差点を進入
▼中央自動車道「調布I.C」から車で約7分
▼中央自動車道「稲城I.C」から車で約11分
開門時間/休園日▼管理事務所の休日
年末年始(12月29日~1月3日)
▼管理事務所窓口の開所時間
8:30~17:15
▼みたま堂の開所時間
夏期(3/1~9/30) 9:00~17:00
冬期(10/1~2/末) 9:00~16:30
▼駐車場の開門時間
–正門
夏期(3/1~9/30) 8:00~18:30
冬期(10/1~2/末)8:30~17:30
–小金井門
夏期(3/1~9/30)8:00~18:30
冬期(10/1~2/末)8:30~17:30
–バス通り駐車場
夏期(3/1~9/30)8:30~17:30
冬期(10/1~2/末)8:30~17:30
都立 多磨霊園

住所東京都府中市多磨町4-628
アクセス多摩川線多磨駅から徒歩12分
費用一般墓 166.1万円〜+墓石代
永代供養墓 12.9万円〜
費用を詳しく知りたい方はこちら
宗教宗派宗教不問
ペット埋葬不可

都立 多磨霊園は、都立霊園最大規模を誇る、日本初の公園型霊園として1935年に開発された公営霊園です。大正12年に開園した日本初の公園墓地で、多くの有名人が埋葬されています。都立霊園で唯一の長期収蔵施設(みたま堂)があることが特徴です。口コミを見る

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口コミ

有名な方々の墓所もあり、観光気分でお散歩できます。私の父の墓所の近くは明治維新の志士のあの方が眠っておられます。歴史散歩にいいですよ

トイレは綺麗です。その近くに御霊堂と簡単な法事など出来る食堂のような設備が完備しています。

いつも綺麗に清掃されていて好感が持てます。石材店など、近隣の墓石屋さんに頼むと年間数千円~数万円で墓所の清掃と献花、お参りを代行でやって頂けますので、それを利用されている方々も多いのか、いつも綺麗です。

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アクセス

西武多摩川線多磨駅から、徒歩約7分で「多磨霊園」正門に到着します。
またバスを利用する場合は、JR武蔵小金井駅からは「多磨霊園」行きに乗車し、「多磨霊園表門」「多磨霊園裏門」バス停にて下車、徒歩約2分で同園に着きます。 詳しくはこちら >

多磨霊園で眠る有名人

東郷平八郎

明治時代の日本海軍の指揮官として日清及び日露戦争の勝利に大きく貢献し、日本の国際的地位を「五大国」の一員とするまでに引き上げた一人です。

与謝野晶子

近代歌壇を代表する歌人で、その代表作には『みだれ髪』や『君死にたまふことなかれ』があります。「情熱の歌人」と呼ばれ、現代詩において多大な影響を与えたほか、晩年は女性問題,社会問題などの評論でも活躍し、女性の社会的権利を求めた文化人でもあります。

高橋是清

立憲政友会第4代総裁。第20代内閣総理大臣(在任: 1921年〈大正10年〉11月13日 – 1922年〈大正11年〉6月12日)。近代日本を代表する財政家として知られ、総理大臣としてよりも大蔵大臣としての評価の方が高いです。二・二六事件で暗殺されています。

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お墓の種類

多磨霊園には、樹林型合葬埋蔵施設以外にも4種類の区画があります。

一般埋蔵施設

一般的な平面墓地の形式で、区画割りされた土地を貸し付ける区画です。墓石などは自分で設置する必要があります。

芝生埋蔵施設

芝生が敷き詰められた敷地に、墓石が横に建つ洋型といわれるお墓を建てる区画です。花立や線香を手向ける香炉は個別に備えることができます。

壁型埋蔵施設

墓石が壁のようになっている区画です。お墓は、横に広がり並列に建てられています。花立や線香を手向ける香炉は個別に備えることができます。

合葬埋蔵施設

一つのお墓に多くの遺骨を一緒に埋葬する区画です。年間管理料不要、生前申込可。使用許可日から20年間、個別保管後に共同埋蔵する「一定期間後共同埋蔵」と、納骨時に共同埋蔵する「直接共同埋蔵」の2種類があります。

長期収蔵施設(みたま堂)

みたま堂は、一時的に遺骨を預けることができるロッカー形式の納骨堂です。使用期間は30年間で、期間経過後はご遺骨を引き取る必要があります。すでにご遺骨がある方が応募をすることができます。
一時収容施設なため、生前に申込むことはできません。

多磨霊園以外の都立霊園

そのほかの都立霊園の募集情報を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

多磨霊園以外の樹木葬

多磨霊園以外にも、樹木葬がある霊園は数多くあります。
ここでは、公営の霊園を1件、民営の霊園を2件、計3件の霊園をご紹介します。

① 都立小平霊園

多磨霊園以外で唯一樹木葬がある都立霊園が、小平霊園です。
小平市・東村山市・東久留米市の3市にまたがり、広大な敷地を有しています。
約半分が墓所として使用され、残り半分が樹木や草地になっています。園内はとてもきれいに整備されており、まるで緑豊かな自然公園のようです。

小平霊園の樹木葬

小平霊園には、2種類の樹木葬「樹木型埋蔵施設」と「樹林型合葬埋蔵施設」があります。
「樹木型埋蔵施設」は、シンボルツリーである3本のカツラの木の下に、個別にご遺骨を埋蔵するお墓です。「樹林型合葬埋蔵施設」は、他の方と一緒にご遺骨を埋葬するお墓です。どちらも、埋葬の位置を決めることはできません。

小平霊園の基本情報

所在地東京都東村山市萩山町1-16-1
交通アクセス【電車・バスをご利用の方】
▼西武新宿線 「小平駅」より徒歩5分
▼西武拝島線「小平駅」より徒歩5分
【車をご利用の方】
▼新青梅街道沿い
開門時間/休園日▼管理事務所の休日
年末年始(12月29日~1月3日)
▼管理事務所窓口の開所時間
8:30~17:15
▼駐車場の開門時間
–正門
夏期(4/1~9/30) 7:30~18:30(入場は18:00まで)
冬季(10/1~3/31) 7:30~17:00(入場は16:30まで)
–樹林・樹木墓地
夏期(4/1~9/30) 7:30~18:00
冬季(10/1~3/31) 7:30~16:30

②常久寺墓苑 永代供養墓 ・樹木葬

多磨霊園と同じく府中市に位置する、常久寺の境内にある樹木葬です。寺院墓地と呼ばれ、お寺が管理しているのが特徴。
都が運営する都立霊園ではないため、抽選なしで利用することができます。

常久寺墓苑の樹木葬

自然に囲まれ、日当たりが良く気持ちの良い環境で眠ることができます。2種類の樹木葬から選べ、1名でも契約が可能です。
過去の宗旨宗派は問わず、長い歴史をもつ常久寺が永代にわたり供養してくれるのが特徴。跡継ぎ・墓じまい不要のお墓にしたい、子供に費用や管理の負担を残したくないという方におすすめです。

③府中ふれあいパーク

多磨霊園と同じく府中市に位置する、民営のガーデニング霊園です。野川公園、武蔵野公園、府中の森公園などがあり、お墓参り後に散策して帰ることもできます。都が運営する都立霊園ではないため、抽選なしで利用することができます。

府中ふれあいパークの樹木葬

バラの樹の下で眠る日本で初めての「バラの樹木葬」です。毎年咲く、ダイアナプリンセスオブウェールズの花などが、故人の思いを美しく彩ります。家族に墓地の管理、供養等を負わせたくないと考えの方、継承者のいない方、自然志向の方におすすめです。

そのほかにも、府中市には樹木葬を扱っている霊園があります。気になる方は下のリンクからご覧ください

都立霊園とは/お墓の種類と応募の注意点

ここまで多磨霊園の樹木葬について解説してきましたが、多磨霊園が属する「都立霊園」についても解説いたします。

都立霊園とは、東京都が運営・管理を行っている公営霊園を指します。
現在は8ヶ所あり、総面積が約416万㎡、使用者数は約26万人、埋葬体数は約121万体です。区画の多くはすでに使用されているため、新しく整備された区画の貸付または、返還された区画の再貸付が年に一度行われます。使用するためには抽選が必要になりますが、都立霊園はとても人気で募集倍率は非常に高い傾向あります

都立霊園にあるお墓の種類

都内に8ヶ所ある都立霊園と、そこで取り扱っているお墓の種類(埋蔵施設の種別)をまとめました。どの霊園にどんなお墓があるのか確認しておきましょう。

霊園名お墓の種類(埋蔵施設の種別)
多磨霊園一般埋蔵施設 / 芝生埋蔵施設 / 壁型埋蔵施設 / 合葬埋蔵施設 / 樹林型合葬埋蔵施設(樹林墓地)/ 長期収蔵施設(みたま堂)/ 一時収蔵施設
小平霊園一般埋蔵施設 / 芝生埋蔵施設 / 壁型埋蔵施設 / 合葬埋蔵施設(合葬式墓地)/ 樹木型合葬埋蔵施設(樹木墓地)/ 樹林型合葬埋蔵施設
青山霊園一般埋蔵施設 / 立体埋蔵施設
雑司ケ谷霊園一般埋蔵施設 / 短期収蔵施設(崇祖堂) / 一時収蔵施設
谷中霊園一般埋蔵施設 / 立体埋蔵施設
染井霊園一般埋蔵施設 / 立体埋蔵施設
八柱霊園一般埋蔵施設 / 芝生埋蔵施設 / 壁型埋蔵施設 / 合葬埋蔵施設(合葬式墓地)/ 一時収蔵施設(八柱霊園納骨堂)
八王子霊園芝生埋蔵施設

お墓の種類/埋蔵施設の種別

  • 一般埋蔵施設埋蔵施設
    一般的な平面墓地の形式で、区画割りされた土地を貸し付けるもの。墓石などは自分で設置する必要があります。
  • 芝生埋蔵施設
    芝生を敷きつめた平坦地に、等間隔に埋蔵施設を配置したもの。区画は分けられていますが、囲いなどを設置することはできません。
  • 壁型埋蔵施設
    墓石が壁のように密接して配置された埋蔵施設。墓石とカロートはあらかじめ設置済みで、使用者は墓石に家名の表示が可能です。
  • 合葬埋蔵施設
    一つのお墓に多くの遺骨を共同埋蔵する施設。年間管理料不要、生前申込可。使用許可日から20年間、個別保管後に共同埋蔵する「一定期間後共同埋蔵」と、納骨時に共同埋蔵する「直接共同埋蔵」の2種類があります。
  • 立体埋蔵施設
    使用許可日から20年間、地上カロート(納骨室)に個別埋蔵したのち、地下カロートに共同埋蔵する施設。3体分の遺骨を収蔵できます。
  • 樹木型合葬埋蔵施設、樹林型合葬埋蔵施設
    いわゆる樹木葬・樹林墓地のこと。死後は安らかに自然に還りたいという都民の思いに応えるために作られた墓地です。
  • 長期収蔵施設
    墓所として長期間使用することを目的とした納骨堂。使用期間は30年で更新が可能です。
  • 短期収蔵施設
    ある程度の長期にわたり収蔵することを目的とした納骨堂。使用期間は5年間で更新が可能です。
  • 一時収蔵施設
    墓地を取得するまでの間、一時的な遺骨の保管を目的として使用する納骨堂。使用期間は1年で、更新は4回まで可能です。

都立霊園には申込条件が!満たしていないと失格に

都立霊園を使用するためには申込条件を満たしている必要があります。申し込むお墓の種類によって条件が変わりますのでご注意ください。居住条件は申込みをする方もしくは合葬埋蔵施設において埋蔵を予定される存命者に対して必要な資格です。遺骨の方ではないのでご注意ください。

一般埋蔵施設、芝生埋蔵施設、長期収蔵施設に申込みをする場合

  1. 都内(八柱霊園の場合、松戸市を含む)に5年以上継続して住んでいること
  2. 現在守っている『親族の遺骨』があること
  3. 遺骨に対して、祭祀の主宰者であること(以下のいずれかを行った者)
    • 合葬埋蔵施設(樹木・樹林を含む)に申込みをする場合
    • 葬儀の喪主を務めた
    • 法事の施主を務めた
    • 役所に死亡の届けをした、或いは火葬の申請をした

合葬埋蔵施設(樹木・樹林を含む)に申込みをする場合

遺骨申込
  1. 都内(八柱霊園の場合、松戸市を含む)に3年以上継続して住んでいること
  2. 現在守っている遺骨があること
  3. 遺骨に対して、祭祀の主宰者であること(以下のいずれかを行った者)
    • 葬儀の喪主を務めた
    • 法事の施主を務めた
    • 役所に死亡の届けをした、或いは火葬の申請をした
遺骨・生前申込
  1. 都内(八柱霊園の場合、松戸市を含む)に3年以上継続して住んでいること(生前2体+遺骨1体の場合は生前の方は2名とも)
  2. 現在守っている遺骨が1体又は2体あり、その遺骨と親子、夫婦、兄弟姉妹の関係にあること
生前申込
  1. 都内(八柱霊園の場合、松戸市を含む)に3年以上継続して住んでいること(2体、3体用の場合は全員)

都立霊園の抽選に外れてしまったら?/お墓の見つけ方

抽選に外れてしまった場合は、都立霊園にお墓を持つことができません。お墓さがしを急いでいない場合は、翌年の募集を待つこととなります。
しかし、お墓を早く建てる必要がある場合はどのようにしたらいいのでしょうか?
抽選に外れてしまった場合に比較検討するべきポイントについて解説します。

経営主体

都立霊園は、費用が抑えられることや自治体が管理していて安心感があるなどの点がメリットです。
ここでは、都立霊園(公営)とその他の経営主体の霊園との違い、メリット・デメリットについて解説します。

公営霊園とは

都道府県・市区町村などの自治体によって管理・運営されています。地方では昔から村落(旧行政村)が運営する「共同墓地」という形態もあります。

  • 宗旨・宗派の宗教的制約がない
  • 永代使用料や管理料が低めに設定されていることが多い(ただし、都立霊園で一等地にある場合などは民営霊園より高額となる)
  • 担当の石材店を自由に選べる
  • 自治体など公的機関による管理運営のため安心感がある
  • 申し込み条件が定められている(以下は条件例)
    ・申込者の住所が霊園を管理運営する自治体の管轄にあること
    ・遺骨があること
    ・親族に承継者がいること
  • 募集受付期間が限定されており、応募多数により抽選になることもある
  • お墓の形状や大きさが指定されていることがある
  • 募集区画がない場合がある

民営霊園とは

民営霊園は、財団法人や社団法人、宗教法人またはそこから運営委託を受けた民間企業によって管理・運営される霊園です。

  • 個性的な特色や雰囲気、サービスなど利便性向上のための工夫をしている所が多い
  • 申し込み条件は、寺院墓地・公営霊園と比較すると緩め
  • お墓のデザインや大きさなどが自由に選択できる
  • 担当の石材店(指定石材店)が決められていることが多い
  • 価格面において割高になる場合がある

寺院墓地とは

お寺の境内地に墓地があり、主に寺院によって管理・運営されています。

  • 境内地に本堂、仏様(ご本尊)がある安心感
  • 僧侶・住職がいるため、葬儀や法要など供養面では困らない
  • 歴史や境内地の醸し出す風格や独特の雰囲気
  • 墓地の継承者がいなくなった場合でも永代供養を受けられることが多い
  • 宗旨・宗派が限定されることが多い
  • 檀家になること(入壇)を前提条件とする場合がある
  • お寺の行事や活動への参加、寄付等を求められることがある
  • 担当の石材店(指定石材店)が決められていることが多い
  • お墓の形状やデザイン、大きさなど墓石選択の自由度が低い場合がある
  • お寺や住職によって運営面での差が生ずることがある

お墓の種類

樹木葬は、永代供養がついていたり、費用を抑えられるなどの点がメリットです。
ここでは、樹木葬以外のお墓もご紹介いたします。

一般墓

一般墓は、家族や親せきなど「家」単位で利用されるお墓で、代々子孫へと引き継がれていく伝統的なお墓のスタイルです。管理費を支払っている限り永続的に使用することができ、収める遺骨数に制限がないのが特徴です。

家墓・一般墓とは?費用や建立方法、メリット・デメリットを紹介
家墓・一般墓とは、家単位で承継していく伝統的なお墓。先祖代々の供養ができる一方、お墓の継承者や高い費用が必要です。ここでは、家墓・一般墓の意味やメリット・デメリット、費用などを解説します。

樹木葬

樹木葬(樹林墓地)とは、遺骨を埋葬した場所に木を植えるお墓の形態のことを指します。 樹木葬では墓石を建てず、樹木や花を墓標として埋葬する形が一般的ですが、さまざまな種類があります。自然に還りたいと考える方を中心に人気が出ている樹木葬ですが、永代供養付きの場合が多いため、後継ぎや墓地を管理してくれる人がいないという方にとってもメリットがあります。樹木葬は寺院のほか、都立霊園のような公営霊園や民営霊園でも近年多く導入されてきています。

樹木葬とは?種類と特徴・永代供養との違い、費用相場を解説
樹木葬とは樹木を墓標とするお墓で、跡継ぎが不要な永代供養墓のひとつ。平均価格は63.7万円と他のお墓より安価で近年人気です。ここでは、樹木葬の特徴や他のお墓との違い、費用相場などを解説します。

納骨堂

納骨堂とは、遺骨を主に建物内に安置し、供養する施設のことです。元々は遺骨を一時的に納めるための施設でしたが、最近では遺骨を祭祀する施設としての役割を担うことも多くなりました。広大な敷地を必要としないため、主に都市部を中心に、近年樹木葬とともに注目を集めている新しいタイプのお墓です。宗旨や宗派に関わらず納骨が可能な施設も増えています。

納骨堂とは?種類と費用相場、永代供養墓との違いなどを解説
納骨堂は、遺骨を収蔵するための屋内施設。建物内に収骨スペースが多数あり、費用が安価・管理の負担が少ない・お墓参りしやすいのが魅力です。ここでは、納骨堂の種類や費用相場、メリット・デメリットなどを紹介します。

やっぱり都立霊園がいい!と思う方へ

それでもやはり都立霊園が良い!と思う方もらっしゃると思います。
樹木葬に限らないのであれば、都立霊園は8ヶ所もあります。取り扱っているお墓の種類もさまざまです。多磨霊園以外の霊園も検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

多磨霊園の樹木葬について、みてきました。

都立霊園の募集は、1年に1回しか行われません。申込期間を逃さないために情報収集は定期的に行いましょう。

また、お墓の購入は、一生に一度ともいえる大きな買い物です。数多くあるお墓の中から後悔のない選択をするためには、まずしっかりと比較・検討をすることが大切です。都立霊園を検討している場合も例外ではありません。多くの霊園をチェックしておきましょう。

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最後におさらい!多磨霊園の基本情報

所在地東京都府中市多磨町4-628
交通アクセス【電車・バスをご利用の方】
▼JR中央線武蔵小金井駅より京王バス「多磨霊園」行
「霊園正門」下車、徒歩約3分
▼JR中央線武蔵小金井駅より京王バス「調布駅自動車試験場」行
「多磨霊園裏門」下車、徒歩約2分
▼JR武蔵小金井駅南口6番より京王バス 京王線「多磨霊園」行
「多磨霊園表門」下車、徒歩約2分
▼京王線多磨霊園駅より京王バス「武蔵小金井駅」行
「霊園正門」下車、徒歩約3分
▼西武多摩川線多磨駅より徒歩約7分
【車をご利用の方】
▼東八道路沿い、甲州街道白糸台交番前交差点を進入
▼中央自動車道「調布I.C」から車で約7分
▼中央自動車道「稲城I.C」から車で約11分
開門時間/休園日▼管理事務所の休日
年末年始(12月29日~1月3日)
▼管理事務所窓口の開所時間
8:30~17:15
▼みたま堂の開所時間
夏期(3/1~9/30) 9:00~17:00
冬期(10/1~2/末) 9:00~16:30
▼駐車場の開門時間
–正門
夏期(3/1~9/30) 8:00~18:30
冬期(10/1~2/末)8:30~17:30
–小金井門
夏期(3/1~9/30)8:00~18:30
冬期(10/1~2/末)8:30~17:30
–バス通り駐車場
夏期(3/1~9/30)8:30~17:30
冬期(10/1~2/末)8:30~17:30
都立 多磨霊園

住所東京都府中市多磨町4-628
アクセス多摩川線多磨駅から徒歩12分
費用一般墓 166.1万円〜+墓石代
永代供養墓 12.9万円〜
費用を詳しく知りたい方はこちら
宗教宗派宗教不問
ペット埋葬不可

都立 多磨霊園は、都立霊園最大規模を誇る、日本初の公園型霊園として1935年に開発された公営霊園です。大正12年に開園した日本初の公園墓地で、多くの有名人が埋葬されています。都立霊園で唯一の長期収蔵施設(みたま堂)があることが特徴です。口コミを見る

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