墓石の価格・相場はどのくらい? – 価格の内訳や値段が決まる仕組みを解説

墓石の価格は、石碑の種類や加工、デザイン、大きさなどで決まります。そのため、墓石の価格は明確に表記されてないことや、最低価格が表記されていることが多くなっています。このことから、「墓石っていくらなの?」という疑問を持つ方や、「思っていたより高くなってしまった」という方が多いのではないでしょうか。

実際に墓石を購入する際は、墓石選びやデザインなどが重要になってきます。後悔しない墓石選びをするためには、適正な価格について理解しておくことが必要です。

そこで今回は、墓石の種類や値段相場についての解説と、お墓の費用を抑える方法について紹介します。

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墓石価格はなぜ分かりにくいのか?

墓石価格は表記が分かりにくいと感じたことはありませんか。実は、墓石には明確に表記しにくい理由があります。ここではその理由について解説します。

墓石価格が明確に表示されない理由

最近では、ホームページ上で墓石を購入できるサービスなどもあります。しかし、実際のお墓を建立する際にかかる費用は、墓石価格だけではありません。オーダーメイド製品の一種ですので、個々のケースでさまざまな価格が加算されるケースが出てきます。そこで、お客さまが混乱しないように、あえて表記を明確にしていないということがあります。

墓石価格に幅があるのはなぜ?

墓石は、次のような要因によって価格に幅ができます。

  • お墓の墓所の大きさ
    使う石材の量によって価格が変わるため
  • 和型か洋型か
    竿石の形態などにより使う石材の量が違ってくるため
  • 使用する石の種類や材質
    石には等級があり、それにより価格も変化するため
  • 工を施す
    彫刻などの作業が加わると、さらに価格は加算されるため

どの項目にもはっきりとした定価がないため、どうしても、墓石価格に幅がでてきてしまうのです。

墓石価格の相場とは

では、一般的な墓石のお墓を建立するためにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?ここでは、価格の相場と価格を決める費用の内訳について解説します。

お墓の平均購入価格

【第12回】お墓の消費者全国実態調査(2021年)によると、一般墓の平均購入価格は169.0万円です。この平均購入価格とは、次で説明する「墓石費用」と「永代使用料」の合算額になります。お墓購入の際の目安としてみてください。

ただし、地域によっても相場価格は違ってきます。詳しく知りたい場合は、建立する地域の石材店に相談してみることをおすすめします。

価格を決める費用の内訳

墓石費用

「墓石の本体」「外柵・納骨棺(カロート)」「施工費」などにかかる費用です。価格は、墓石の種類や加工費・施工費(工事代)によって大きく変動します。

永代使用料

墓地・霊園にある墓所の土地を借りる費用となります。永代使用料は、あくまで墓所の土地を使用する権利を購入しているのであり、土地を購入している訳ではありません。

この永代使用料と墓石との価格が合算されたものがお墓の価格となります。

管理料

墓地・霊園に墓所を管理してもらうため、定期的に支払うものが管理料(管理費)となります。墓地・霊園は管理費より、墓所の水道・電気代の支払いや清掃、共有施設(休憩所・トイレ・水汲み場等)の維持管理を行います。

お墓を建立してしまえば費用はもうかからないと思ったらそれは間違いです。毎年納める場合が多いですが、霊園によっては数年分をまとめて納める場合もあります。管理費の相場は1万円前後ですが、寺院墓地はお布施が必要な局面が出てきますので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

この管理費と永代使用料を納めれば、先祖代々お墓を引き継ぐことができます。

価格を決める要素

墓石の価格は要素によって大きく変化します。ここでは、価格を左右するための要素について詳しく解説します。

原石の種類や産地

墓石は、石材の種類によって大きく価格が違ってきます。ほとんどの石には等級があり、それにより価格も変化します。

お墓は何代にもわたって子孫に受け継がれていくものです。したがって、硬度が高く吸水性は低いほど石材として価値があります。耐久性が強く、磨くと光沢が出る形状素材として知られているのは、花崗岩、安山岩、閃緑岩、班れい岩などです。墓石の原石には、国産のもので約50種類、中国やインドなど外国産のもので100種類程度の種類があります。

よく御影石という名前を耳にしますが、御影石というのは日本だけで使われている名称で、花崗岩の総称です。地下深くでゆっくりと冷やされてできる「深成岩」に含まれます。六甲山嶺の神戸市御影付近が産地として有名だったのでそのように呼ばれるようになりました。御影石は経年劣化に強いため、墓石として最も人気があり、国内産地としては茨城県(稲田御影、真壁小目御影)、福島県(浮金石)、山梨県(甲州御影)、愛知県(三州御影)、愛媛県(大島石)、香川県(庵治石)、山口県(徳山御影)、佐賀県(天山御影)などが有名です。安山岩として有名なのは、高級であるといわれている神奈川県(本小松石)です。国産の石材は海外産のものと比較した時、高価となる傾向があります。

現在では多くを外国から輸入をしています。その中でも中国からの石材輸入が多くを占めています。中国で墓石などの製品化が本格化したのは1990年代で、福建省で日本の業者との合弁工場が作られたのがきっかけとなります。

そのほか、黒系の花崗岩「クンナム」や、グリーン系グレーの御影石「アーバングレー」、赤系の「インペリアルレッド」が採掘されるインドや、黒御影石「ファイングレイン」を産出するスウェーデン、黒御影石「インパラブルー」を産出する南アフリカも石材の産地として有名です。

基礎工事費

墓石設置の費用とは、墓石を設置する際にかかる(基礎)工事費用のことで、平均的な工事費用は墓石代に含まれていることがほとんどです。墓石には、建築基準法のようなものはありません。基礎工事は見えない部分ですが、先々を考えると一番大切な部分であり、地盤の強度や、墓石の大きさに合わせて行う必要がります。

石の使用量や広さ

お墓の大きさによって使用する石材の量が違ってきます。石材の量が変わってくると、当然、価格にも反映されます。

加工費用

加工場所が国内か外国かによって価格が違ってきます。外国の場合、現在、約9割以上が中国を占めることになります。概して、国内加工の方が外国加工より価格は高くなる傾向にあります。

墓石への彫刻など

デザイン性の高い墓石や、家名や家紋などの彫刻を竿石などに施した場合や磨き直し、文字の彫刻なども、墓石価格に影響をおよぼします。

文字の彫刻代は、購入した墓石に家名・題字・題目・建立者名・建立日などを彫るためにかかる費用のことです。基本的な彫刻費用は基礎工事と同様、墓石の値段に含まれています。追加で依頼する彫刻費用はさまざまですが、戒名や生前の名前などのほか特別なデザインを施す場合となります。

戒名などを彫刻する際の字彫りにかかる費用については、おおよそ3万円から5万円程度が相場です。棹石に彫る場合と墓碑に彫る場合など、オーダー状況に応じても変化しますので、事前に石材店に確認しましょう。また、墓石の正面に模様などを掘る場合には、10万円程度からが目安となります。

墓石まわりや外柵まわりの飾り

墓石の周りや外柵周りにも飾りを施すことができます。水鉢や左右に一対で設けられる花立て、合祀墓などで故人の名前を刻む墓誌(ぼし)や香炉などもご先祖供養の際に用いられる飾りの一つです。これら墓石まわりの彫刻や加工も、価格に影響を与えます。

耐震免震工事など

耐震免振工事の内容によっても、墓石価格に影響を与えます。耐震施行により、地震や災害からの倒壊を防げることは、結果的に将来的な費用を抑えられる効果があります。

現場の状況

駐車場から墓所までの距離、クレーン車が通れる車幅の有無などにより、墓所まで石材を運ぶ工程が変わってきます。墓所までのスペースが整備されていない場合は、運搬する方法を別途手配しなければならないため、価格は加算されることになります。

お墓の構造と各付属部分の名称

墓石についてみていると、さまざまな専門用語に悩まされるかもしれません。

ここではお墓の構造と各付属部分の名称について解説します。お墓の構造に決まりはありませんが、ごく一般的なものを紹介しておきます。

石塔

お墓の、家名が刻まれている墓石全体を「石塔」と呼びます。石塔は前述したように「棹台」「上台」「中台」「下台」の4つの石から構成されています。

棹石

棹石(さおいし)は、お墓の一番上の部分で一般的には家名が彫刻されている部分です。お墓と聞くと、この部分をイメージする方が大半でしょう。

上台

上台(じょうだい)は、和型墓石で竿石や蓮華台の下にある石のことです。台石とも呼ばれ、この部分に家紋などを彫刻することもあります。

中台

中台(ちゅうだい・なかだい)とは、竿石と呼ばれるお墓の一番上の部分(家名などが彫刻される部分)の下あたりに位置している石のことです。骨壺を納めるスペース(カロート)の上にあることが多い部材です。洋型墓石やデザイン墓石の場合、この中台があることによって、竿石正面に彫刻されている文字が花立や水鉢などに隠れて見えなくなることを避ける役割もあります。

下台・芝台

下台・芝台はどちらもお墓の一番下の土台となる石を指し、この石は棹石・上台・中台の下に位置します。

墓納骨室(カロート)

芝台の地下に遺骨を埋蔵する納骨室を作ったものや、地上に納骨室を作ったものがあります(陸・丘カロート)。石やコンクリートで作られています。納骨室(カロート)の形状は地域によって異なります。

墓誌

墓誌(ぼし)とは、お墓の横に建立される石碑のことであり、宗旨や宗派、その地域の習わしなどで「墓標」「霊標」「戒名板」「法名碑」とさまざまな呼び方があります。墓誌には、そのお墓に納骨されている故人のお名前や戒名、没年月日などが彫刻されています。

お墓を建立する際に、墓地のスペースによっては墓誌を建立することが難しい場合もあります。宗旨宗派によってお墓に墓誌を設置するかどうかが異なり、設置する墓誌が増えれば、その分かかる費用は高くなりますが、安くするために建立しないという方法もあります。一般的な石材の場合の相場は5〜50万円です。

外柵

外柵(がいさく)とは、お墓の周りを囲う柵のことで隣の墓地との境界線としての役割があります。

水鉢

水鉢とは、先祖に水を供えるための鉢のことで、墓石の手前に作られることが多いです。

香炉

お盆や彼岸などのお墓参りの時や法要などの際に、線香を立ててお供えする「立ち置き型」と、線香を寝かせてお供えする「くりぬき型」があります。

卒塔婆立て

卒塔婆を立てておくためのものです。卒塔婆とは、先祖を供養するためにお墓を建てる木の長い板です。石製や金属製のものなでさまざまな種類がありますが、機能に変わりはありません。宗派によっては使用しない場合もあります。

花立

墓石下に左右一対で備え付けられている、お墓参りなど供養する時に仏花を立てるものが花立です。

蓮華台

蓮華とは蓮の花のことで、通常は竿石の根本に設置される場合が多いです。

灯篭

灯篭とは、その中にろうそくを立てて火を付けることで明るくなる、日本の伝統的な照明機器です。故人の浄土への道標という意味もあります。

墓石以外にかかる費用も!

ここまで主に墓石の価格について解説をしてきました。しかし、お墓を建てるためにはそれ以外にも費用が発生します。ここでは見落としがちなその他費用についても解説します。

納骨法要

お墓へ納骨する際には、納骨法要(納骨式)を開く必要があります。開眼法要などと同時に行うことも多いですが、回忌法要に僧侶に出席してもらう場合、3〜5万円がお布施の相場になります。地域にもよりますが、別途お車代として5千円~1万円程度、会食辞退の場合は、御膳料として1万円程度を渡しするのが相場となっています。

埋葬手数料(納骨の作業費)

ご遺骨を納骨するために、お墓下部にあるカロートと呼ばれる場所を開けます。ご自身での作業が難しかったり、墓石を傷つける可能性がある場合は、石材店に作業を依頼することもできます。ご遺骨の取り出しと埋葬で工賃が2~3万円程度が相場となっています。

開眼供養

新しいお墓に納骨する場合、「開眼供養」と呼ばれる法要を行います。ただし個別に何回も供養を行わず、四十九日などの法要、納骨法要と同時に行うことも一般的になってきています。

他の法要と同時に行う場合でも、僧侶へのお布施はそれぞれ別にお渡しし各3〜5万円が御布施相場となります。僧侶に遠方から来ていただいた場合はお車代が、会食に参加されない場合はその代わりとしての御膳料がそれぞれ5千〜1万円ずつ、出席者への会食代や引き出物代が一人1万円程度必要となります。

お布施・入檀家料・志納金

入りたいお寺が信仰している宗教の下、檀家となることを入檀といいます。入檀すると、そのお寺が菩提寺となり、法要やお葬式で読経などをお願いすることになります。入檀するためには、入檀料をお寺へ支払う必要があります。地域・宗派によっても違いますが、相場は10万円から30万円前後が一般的です。

ただし、お寺ではお布施という扱いで入檀料を受け取るため、実際に聞いても一律いくらと明確な回答をしてくれるところは少ないです。また、入檀料以外にも毎年運営費などを支払う必要があります。

戒名

仏教において亡くなった後に菩提寺につけてもらう名前を戒名(かいみょう)と言います。この戒名をつけてもらうためには、戒名料(お布施)を菩提寺に支払わなくてはいけません。
戒名料の相場は、30万円〜100万円と大きな幅がありますが、この差は寺院や戒名のランクによって相場が大きく異なるためです。

お寺によって金額設定がまちまちで、戒名料を尋ねても「お気持ちで」と返されたりすることもあるので、金額の目安がわかりにくくなっています。

仏壇

仏壇は、葬儀後に故人悼む位牌を安置する場所ですが、仏壇にも様々な種類があります。相場は20万円~100万円ほどと幅広いですが、20万円~30万円がよく購入されている価格帯で、全体の平均額は37.2万円となりました。

お仏壇は20年、30年あるいはもっと長い期間に渡って、その前で毎日手を合わせて故人への想いをしのぶ貴重な空間になります。安いものよりも、飽きの来ないしっかりしたデザインで、長く使える丈夫なものをお選びになることをおすすめします。

お墓のリフォームや建て替えなど

大切に管理しているお墓ですが、常時日差しや風雨にさらされている墓石は、次第に経年劣化にようる汚れや腐食する部分もでてきます。クリーニングや磨き直しでは修復が難しくなった場合は、リフォームや建て替えが必要となります。

お墓の建て替えは、現在ある墓石の撤去と新しい墓石の建立費用とともに、閉眼法要も必要になります。お墓の建て替えにかかる費用の相場は、200万円前後となっています。建て替えまでいかず修繕で収まるようならば、50万円前後がリフォーム相場となっています。いずれも高額な費用がかかるため、複数の石材店に現地調査をしてもらったうえで、見積りをもらいましょう。

改葬・墓じまい

改葬などお墓の引っ越しを行う場合、もとある墓所の墓じまいを行い、引っ越し移転先に建立する墓所も確保しなければなりません。ゆくゆくのことになりますが、改葬する場合も費用がかかることを頭に入れておきたいものです。

もとの墓石を解体して更地にして霊園管理者に返還、名義変更などを含めた新しいお墓の建立で、約200万円ほどが費用相場となります。

価格を判断する際の注意点

さまざまな要素が集約されてお墓の価格は決まってくるので、価格だけに注目してお墓を購入するのは注意する必要があります。

指定石材店制

墓地や霊園によっては石材店が指定されている場合があります。自分で安い墓石を探すことができないので、お墓の値段が高くなる可能性があります。一般的に民間の墓地の場合は石材店が指定されていることがほとんどです。寺院の場合はどちらの可能性もあるため、お寺に確認しましょう。一方で、公営の墓地には石材店が指定されていません。自分で安い墓石を探す場合は、信頼できる業者に見積りを依頼しましょう。

年間管理費など

お墓を建ててしまえば費用はもうかからないと思ったらそれは間違いです。公営霊園や民営霊園は霊園の維持管理のために年間管理費を設定しているところがほとんどです。また、寺院墓地はお布施が必要な局面が出てきますので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

改葬など

改葬などお墓の引っ越しを行う場合、もとある墓所の墓じまいを行い、引っ越し移転先に建立する墓所も確保しなければなりません。ゆくゆくのことになりますが、改葬する場合も費用がかかることを頭に入れておきたいものです。

リフォームや建て替えなど

リフォームや建て替えを行う場合も価格がかかってきます。リフォームの内容にもよりますが、墓石の手入れをする場合には費用が発生してきます。

墓石を負担に感じる方へ

ここまで墓石の価格について解説をしてきましたが、墓石代を負担に感じる方もいるでしょう。

最近では、墓石のお墓ではなく新しいタイプの埋葬方法も出てきています。一般墓より比較的求めやすい価格設定である場合が多いため、生前に寿陵として求められる方も多いです。どのようなものがあるか見てみましょう。

永代供養墓

近年、お墓の広告などでも「永代供養墓」という言葉を目にすることが多くなりました。「永代供養墓」は、一般的には霊園や寺院が遺族に代わって供養・管理をしてくれるお墓という意味で使われています。

これまでのお墓は、家で代々受け継いでいくものでした。しかし核家族化や少子高齢化などで家族形態が変化したことや、「子どもがいない」「子どもに負担をかけたくない」という人が増えたことから、後を継いでくれる人がいなくても購入できるお墓が望まれるようになりました。

永代供養墓であれば後継ぎがいない人でも契約でき、永続的に供養と管理が受けられます。そのため「自分の死後は誰が供養してくれるのだろう」と心配する必要はありません。また、遺骨の有無に関係なく生前に申し込みができるという特長もあります。

永代供養墓とは? メリット・デメリット、費用、種類をわかりやすく解説!
お墓のことについて調べていると、「永代供養墓」という単語をよく見かけますよね?昨今、家族形態の変化や少子化により、永代供養墓を利用する人も多くなっています。永代供養墓があることをアピールしている霊園も多く、永代供養墓がお墓選びのひとつの基準...

納骨堂

納骨堂とは、遺骨を主に建物内に安置し、供養する施設のことです。元々は遺骨を一時的に納めるための施設でしたが、最近では遺骨を祭祀する施設としての役割を担うことも多くなりました。広大な敷地を必要としないため、主に都市部を中心に、近年樹木葬とともに注目を集めている新しいタイプのお墓です。宗旨や宗派に関わらず納骨が可能な施設も増えています。

納骨堂とは?種類と費用相場、永代供養墓との違いなどを解説
近年注目を集めている「納骨堂」。元々は遺骨を一時的に収蔵するための施設でしたが、今では恒久的に遺骨を祭祀する施設としての役割も担うことが多くなりました。 施設内に遺骨を納める納骨堂は天候に左右されることもなく、自分たちで掃除する必要もありません。また、比較的アクセスのよい場所にも施設があるのでお参りがしやすく、お墓の管理が難しいという方におすすめです。 これまでの日本では、亡くなった人は先祖代々のお墓に入るというのが一般的でした。しかし地方の過疎化が進む現在、お墓の管理が難しいなどの背景もあり、人々の価値観の変化や多様化がお墓や埋葬のスタイルに影響を与えるようになってきました。多くの選択肢が生まれ、そこから自分に合ったお墓を選ぶ人が増えつつあります。 ここでは、お墓の選択肢の一つである「納骨堂」とはどのようなものなのか、その種類や費用、メリットとデメリットなどについて詳しくご紹介いたします。

樹木葬

樹木葬(樹林墓地)とは、遺骨を埋葬した場所に木を植えるお墓の形態のことを指します。 樹木葬では墓石を建てず、樹木や花を墓標として埋葬する形が一般的ですが、さまざまな種類があります。自然に還りたいと考える方を中心に人気が出ている樹木葬ですが、永代供養付きの場合が多いため、後継ぎや墓地を管理してくれる人がいないという方にとってもメリットがあります。樹木葬は寺院のほか、都立霊園のような公営霊園や民営霊園でも近年多く導入されてきています。

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