大阪市設 瓜破霊園は、大阪市が運営管理する市設霊園です。広々とした園内に、四季折々の植樹が施された公園霊園です。周辺は、瓜破遺跡や花塚山古墳があり、歴史の散歩コースにもなっています。
大阪市設 瓜破霊園にお墓を建てるためには、毎年行われている使用者募集に応募し、当選する必要があります。しかし、大阪市設霊園はとても人気があり募集倍率は高くなっています。
2024年の申し込み期間は、9月15日(日)~10月15日(火)です(一般墓)。
本記事では、大阪市設 服部霊園の2024年(令和6年度)の募集要項や応募の流れなどを解説します。また、抽選に当たった場合と外れてしまった場合のその後の流れについてもご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
大坂市設 瓜破霊園の募集要項【令和6年度(2024年)】
募集区画①
一般墓
一般的な平面墓地の形式で、区画割りされた土地を貸し付けるもの。墓石などは自分で設置する必要があります。使用料と管理料は、区画面積によって変わります。
一般墓:募集区画数
一般墓の1霊地の面積は1㎡です。区画により1霊地あたりが1㎡を下回る場合、条例の定めにより切り上げとされます(例:3.79㎡=4霊地)。
次地とは角地に接する区画をいい、角地とは区画の隣り合う2辺以上が通路に面する区画をいいます。その他の条件の区画が一般です。
一般 | 次地 | 角地 | 計 | |
---|---|---|---|---|
1霊地 | 38 | 25 | 19 | 82 |
2霊地 | 54 | 17 | 12 | 83 |
3霊地 | – | 2 | 4 | 6 |
4霊地 | 32 | 3 | 8 | 43 |
8聖地 | – | 1 | – | 1 |
12聖地 | – | 1 | 1 | 2 |
30霊地 | 1 | – | – | 1 |
計 | 125 | 49 | 44 | 218 |
一般墓:使用料・管理料
使用料(一般) | 使用料(次地) | 使用料(角地) | 管理料(20年分) | |
---|---|---|---|---|
1霊地 | 800,000円 | 840,000円 | 880,000円 | 50,000円 |
2霊地 | 1,600,000円 | 1,680,000円 | 1,760,000円 | 100,000円 |
3霊地 | – | 2,520,000円 | 2,640,000円 | 150,000円 |
4霊地 | 3,200,000円 | 3,360,000円 | 3,520,000円 | 200,000円 |
8聖地 | – | 6,720,000円 | – | 400,000円 |
12聖地 | – | 10,800,000円 | 10,560,000円 | 600,000円 |
30霊地 | 24,000,000円 | – | – | 1,500,000円 |
一般墓:申込資格
次の要件をすべて満たしている方。
- 大阪市民かつ世帯主であること。(令和6年8月1日以前から継続して大阪市に住民登録がある方)
- 1世帯1区画に限る。
一般墓:申込受付期間と申込方法
大阪市の市設霊園の募集情報は、市のホームページや、市役所・区役所の窓口で確認することができます。
募集情報をチェックしたら、申込用紙を用意します。申込用紙の配布場所は、区役所区民情報センター、市民情報プラザ(市役所1階)、大阪市サービスカウンター、霊園管理事務所です。
申込受付期間
令和6年9月15日(日)~10月15日(火)
申込方法
1 「郵送申込」郵送による申込受付、10月15日(火)の消印有効
<郵送先>
〒547-0022
大阪市平野区瓜破東4丁目4番164号
大阪市設瓜破霊園管理事務所
市設霊園使用申込 担当窓口
2 「窓口申込」服部霊園管理事務所でも受付可能
<住所>
大阪府豊中市広田町1-1
3 「WEB申込」ホームページの専用フォームからお申込ください
- 抽選日:10月27日(日)
※申込者の人数が多い場合は、抽選が行われます。 - 抽選結果通知発送:11月1日(金)以降
- 当選者の使用許可申請手続き日:11月1日(金)~15日(金)
募集区画②
合葬式墓地
大阪市設瓜破霊園では、合葬式墓地の区画があります。
合葬式墓地は、通年募集が行われています。
合葬式墓地は、亡くなられた方のご遺骨を共同で埋蔵するお墓で、遺骨をすぐに共同埋蔵する「直接合葬型」と、骨壷のまま10〜20年間個別に保管後共同埋蔵する「10~20年間保管後合葬型」とがあります。毎年10月に合同供養祭を行うなど、永代にわたり供養を行っています。
合葬式墓地:募集内容
大阪市設 瓜破霊園では合葬式墓地使用者の募集は通年行われています(3月のみ休止)。
- 直接合葬:ご遺骨を骨壺から取り出して合葬室へ共同埋蔵
- 10年間保管後合葬:使用許可日から10年間、ご遺骨を納骨壇で保管後、ご遺骨を合葬室へ共同埋蔵
- 20年間保管後合葬:使用許可日から20年間、ご遺骨を納骨壇で保管後、ご遺骨を合葬室へ共同埋蔵
募集数は合わせて600体です。
合葬式墓地:使用料
申込区分 | 使用料(1体あたり) | 記名料(希望者のみ) |
---|---|---|
直接合葬 | 50,000円 | 50,000円 |
10年間保管後合葬 | 100,000円 | 50,000円 |
20年間保管後合葬 | 150,000円 | 50,000円 |
※大阪市民以外の方の使用料は、使用料一覧表の金額の1.5倍になります。
合葬式墓地:申込資格
ご遺骨をお持ちの場合
- 大阪市民の方(申込日現在、大阪市に住民登録が3か月以上ある方)
- 大阪市民以外の方で以下のいずれかに該当する方
- 生前に大阪市民であった方のご遺骨を埋蔵される方
- 市設霊園の使用者で、現在使用中の霊地を返還したうえで埋蔵されているご遺骨を移される方
- 市立服部納骨堂の使用者で、服部納骨堂へ納骨されているご遺骨を移される方
生前にお申込みの場合
申込日現在、大阪市に住民登録が3か月以上あり、満65歳以上である大阪市民の方
合葬式墓地:申込受付期間と申込方法
「郵送」ないしは「窓口」にて申込を行います。
申込受付期間
令和6年4月~令和7年3月9日(日)
申込方法
1 「郵送申込」郵送による申込受付
<郵送先>
〒547-0022
大阪市平野区瓜破東4-4-164
大阪市設瓜破霊園管理事務所
市設霊園使用申込 担当窓口
※「郵送申込」の場合は、令和7年3月9日(日)必着。
2 「窓口申込」
<住所>
大阪市設瓜破霊園管理事務所(大阪市平野区瓜破東4-4-164)
※「窓口申込」は、午前9時30分から午後4時まで。月曜日が休みのため受付していません。
合葬式墓地:必要書類
- 合葬式墓地使用許可申請書
- 申請者の住所が記載された住民票(発行から3か月以内のもの)
- 遺骨を保有していることが分かる書類(埋火葬許可証・改葬許可証・埋蔵証明書・大阪市設霊園使用許可証など)
- 申立書
※3と4については生前にご予約いただく場合は必要ありません。
※記名板への記名を希望される方は、合葬式墓地記名申請書が必要です。
※生前に大阪市民であった方のご遺骨を埋蔵される方は、生前に大阪市民であった事が証明できる公的な書類(死者の住所が記載された埋火葬許可証、住民票・戸籍関係書類 等)が必要です。
※市設霊園の使用者もしくは大阪市服部納骨堂の使用者で、現在使用中の霊地を返還したうえで埋蔵されているご遺骨を移される方は、お持ちの大阪市設霊園使用許可証、もしくは、納骨壇許可証が必要です。
大阪市設 瓜破霊園はどんな霊園?
大阪市設 瓜破霊園は大阪市が管理運営する公営霊園です。
すでに多くの区画が埋まっているため、墓じまいや改葬などで新たに空いた場合に抽選区画として募集がかけられることになります。
大阪市設瓜破霊園には地下鉄出戸駅から無料送迎バスが出ています。朝9時前から約30分ごとに運行しており、瓜破霊園事務所まで送迎してくれます。瓜破霊園事務所発の最終バスは17時なので、乗り遅れないように注意が必要です。
特長2)充実したレンタル用品
大阪市設瓜破霊園では様々な備品をレンタルすることができます。車イスや荷台付きの自転車、剪定ばさみからスコップまでお墓の掃除に必要な備品も揃っています。
特長3)歴史を感じる史跡とゆったりとした園内
28万㎡もの広大な敷地を誇る園内には、弥生時代の代表的遺跡である瓜破遺跡や5世紀頃に築造された花塚山古墳があります。地元の方々の歴史散歩のコースにもなっており、多くの方々が来られています。
大阪市設瓜破霊園の基本情報
所在地 | 大阪府大阪市平野区瓜破東4-4-164 |
---|---|
交通アクセス | 【電車をご利用の方】 ▼大阪市営地下鉄谷町線「喜連瓜破駅」から徒歩約20分 ▼大阪市営地下鉄谷町線「喜連瓜破駅」から大阪シティバス 出戸バスターミナル方面行「喜連住宅前バス停」で下車。南へ徒歩約7分 ▼大阪メトロ谷町線「出戸駅」から大阪シティバス喜連瓜破方面行に乗車。「瓜破東口バス停」で下車。南へ徒歩約7分 【無料送迎バスをご利用の方】 ▼大阪メトロ谷町線「出戸駅」から霊園への無料送迎バスがあります。 ※乗車定員数28名 ※車イス等の場合、事前に職員もしくは運転手まで要連絡。 【お車をご利用の方】 ▼近畿自動車道「長原インター」より車で約8分 |
開門時間/休日 | ▼管理事務所窓口の休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は営業) ▼管理事務所窓口の開所時間:8:30~17:00 ※月曜日 |
大阪市設 瓜破霊園の募集に当選したら?/お墓を建てるまでに必要なこと
大阪市設 瓜破霊園の抽選に当たったら、次に石材店へ建墓の依頼をしなければなりません。
一般墓地の設置には詳細なルールが決められておりますので注意が必要です。
では、使用許可証が交付が交付されたらどのようにお墓を建てたらよいでしょうか?
石材店に建立を依頼する
お墓を建てるためには石材店を探して、建立をお願いする必要があります。公営霊園には指定された石材店がないため、自分で自由に石材店を選ぶことができます。
しかし、お墓を初めて建てる人は「どこにお願いしたらいいのだろう」とお悩みになることでしょう。石材店によって、価格も対応も異なります。また、石材店はお墓を購入するときだけでなく、建立した後も修繕や法要などでお付き合いが長く続くことになります。そのため、できうる限り信頼のできる石材店を探す必要があります。
石材店を選ぶときは、次のポイント押さえておきましょう。
- こちらの要望や状況をきちんと聞いたうえで、意向をくみ取った提案をしてくれる
- 石材や墓石について専門的な知識を持っている
- 明確な見積書を提示してくれる、契約書をきちんと交わしている
- 石材店が手掛けたお墓の見学ができる(建立3年以上のお墓をみせてくれるとなお安心です)
- しっかりとしたアフターサービスがある
- お墓の近くに店舗や展示場がある
- 過度な値引きをしない、安易な値引き交渉に応じない(応じる場合は手抜き工事や元々の価格設定を高くしている可能性があります)
石材店の選び方についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
また、いいお墓では石材店の紹介も行っています。石材店をお探しの方はこちらから検索できます。
大阪市設 瓜破霊園抽選に外れてしまったら?/お墓の見つけ方
抽選に外れてしまった場合は、大阪市設 瓜破霊園にお墓を持つことができません。お墓さがしを急いでいない場合は、翌年の募集を待つこととなります。
しかし、お墓を早く建てる必要がある場合はどのようにしたらいいのでしょうか?
抽選に外れてしまった場合の、お墓の選び方について解説します。
①周辺の民営霊園・寺院墓地を見てみる
民間が経営する民営霊園や、昔ながらの寺院が管理する寺院墓地であれば、抽選はありません。
様々なお墓の種類がある霊園もあるので、お墓を建てたいエリアから探してみましょう。
大阪市設 瓜破霊園をご希望の方におすすめの大阪市の霊園
大阪市設 瓜破霊園の当選に漏れてしまった方、申込要件に該当しなかった方におすすめしたい、大阪市で人気の霊園をご紹介します。「いいお墓」でお申し込みの多い人気霊園です。ぜひ、ご検討ください。
墓石セット墓地のほか、納骨堂や樹木葬が揃う「光聖寺納骨堂」
永代供養付の一般墓や樹木葬が設けられた「宗慶寺 永代供養墓・ガーデニング樹木葬・一般墓」
「日本橋駅」より徒歩約7分のさまざまなタイプのお墓が用意された「大蓮寺 永代供養墓・納骨堂・一般墓・樹木葬」
②手元供養
あまり知られていませんが、遺骨をお墓やお寺に納骨しない場合は、どこに保管をしても問題はありません。そもそもお墓を建てることに必要性を感じない、自宅に遺骨を保管しておきたいとお考えであれば、手元供養を検討してみてはいかがでしょうか。
③納骨堂に一時的に預ける
お墓を建てることが急ぎではないが、遺骨を手元に置いておくことに違和感を持つ人もいると思います。そういった人は一時保管のできる「納骨堂」にお願いすると良いでしょう。大阪市で人気の納骨堂をご紹介します。
「天神橋筋六丁目駅」より徒歩約3分の自動搬送式納骨堂「国分寺御廟」
さまざまなタイプの納骨堂や樹木葬が設けられた「海泉寺 納骨堂 樹木葬 永代供養墓」
真田ゆかりの地に誕生した納骨堂や樹木葬「大阪城下に眠る真田丸御廟 大應寺浄苑」
まとめ
大阪市設 瓜破霊園の情報と募集についてみてきました。
大阪市設 瓜破霊園の募集申込期間を逃さないために、情報収集は定期的に行いましょう。
また、お墓の購入は、一生に一度ともいえる大きな買い物です。数多くあるお墓の中から後悔のない選択をするためには、まずしっかりと比較・検討をすることが大切です。市設霊園を検討している場合も例外ではありません。多くの霊園をチェックしておきましょう。
公営霊園は「永代使用料」のみを表記しています。これはあくまで土地の使用料のみで、他にも墓石を建てる「墓石費用」と定期コストとして「墓地管理費」を支払う必要があります。
一方、民営霊園や寺院墓地では表記の仕方はさまざまです。「永代使用料」のみを表記している霊園もあれば、「永代使用料」+「墓石費用」を表記しているところもあります。お墓の種類によっては、「永代使用料」+「墓地管理費」+「墓石費用」のすべてを総額として表記している場合もあります。価格の内訳はきちんと確認しておきましょう。