大阪市設 瓜破霊園は、大阪市が運営管理する市設霊園。広々とした園内に、四季折々の植樹が施された公園霊園です。周辺は、瓜破遺跡や花塚山古墳があり、歴史の散歩コースにもなっています。
大阪市設 瓜破霊園では令和5年10月から一般墓地使用者の募集が行われます。
市営霊園にお墓を建てるためには、使用者募集に応募し、当選する必要があります。しかし、市営霊園はとても人気があり募集倍率は非常に高くなっています。
本記事では、大阪市設 瓜破霊園の霊園情報と令和5年の募集区画と価格、申込要件。大阪市設 瓜破霊園の応募の流れについて解説します。大阪府で市営霊園を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
大阪市設 瓜破霊園はどんな霊園?
大阪市設瓜破霊園は大阪市が管理運営する公営霊園です。
すでに多くの区画が埋まっているため、墓じまいや改葬などで新たに空いた場合に抽選区画として出てくることになります。
大阪市設瓜破霊園には地下鉄出戸駅から無料送迎バスが出ています。朝9時前から約30分ごとに運行しており、瓜破霊園事務所まで送迎してくれます。瓜破霊園事務所発の最終バスは17時なので、乗り遅れないように注意が必要です。
特長2)充実したレンタル用品
大阪市設瓜破霊園では様々な備品をレンタルすることができます。車イスや荷台付きの自転車、剪定ばさみからスコップまでお墓の掃除に必要な備品も揃っています。
特長3)歴史を感じる史跡とゆったりとした園内
28万㎡もの広大な敷地を誇る園内には、弥生時代の代表的遺跡である瓜破遺跡や5世紀頃に築造された花塚山古墳があります。地元の方々の歴史散歩のコースにもなっており、多くの方々が来られています。
大阪市設瓜破霊園の基本情報
所在地 | 大阪府大阪市平野区瓜破東4-4-164 |
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交通アクセス | 【電車をご利用の方】 ▼大阪市営地下鉄谷町線「喜連瓜破駅」から徒歩約20分 ▼大阪市営地下鉄谷町線「喜連瓜破駅」から大阪シティバス 出戸バスターミナル方面行「喜連住宅前バス停」で下車。南へ徒歩約7分 ▼大阪メトロ谷町線「出戸駅」から大阪シティバス喜連瓜破方面行に乗車。「瓜破東口バス停」で下車。南へ徒歩約7分 【無料送迎バスをご利用の方】 ▼大阪メトロ谷町線「出戸駅」から霊園への無料送迎バスがあります。 ※乗車定員数28名 ※車イス等の場合、事前に職員もしくは運転手まで要連絡。 【お車をご利用の方】 ▼近畿自動車道「長原インター」より車で約8分 |
開門時間/休日 | ▼管理事務所窓口の休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は営業) ▼管理事務所窓口の開所時間:8:30~17:00 ※月曜日 |
大阪市設瓜破霊園にある区画の種類
一般的な墓地のほかに、共同で埋蔵する合葬式墓地があります。
一般墓地
大阪市設瓜破霊園の多くは一般墓地です。様々な広さの区画が用意されています。
一般墓地は、火葬した遺骨をカロートと呼ばれる納骨室に入れ、供養する一般的な形式の墓地で、霊園や寺院に墓所の管理費を支払うことで永代にわたって使用することができます。
墓石の部分は石材店に依頼して 彫刻・建墓をすることになります。
合葬式墓地(永代供養墓)
大阪市設瓜破霊園では、合葬式墓地の区画があります。毎年10月に合同供養祭を行うなど、永代にわたり供養を行っています。
合葬式墓地は、亡くなられた方のご遺骨を共同で埋蔵するお墓で、遺骨をすぐに共同埋蔵する「直接合葬型」と、骨壷のまま10〜20年間個別に保管後共同埋蔵する「10~20年間保管後合葬型」とがあります。
大阪市設瓜破霊園の募集区画と価格
一般墓地(返還墓地)
大阪市設 瓜破霊園では令和5年10月から一般墓地使用者の募集が行われます。
受付期間
申込資格
募集区画
使用料と管理料
合葬式墓地
大阪市設 瓜破霊園では令和4年4月から合葬式墓地使用者の募集が行われました(現在は終了しています)。
- 直接合葬:ご遺骨を骨壺から取り出して合葬室へ共同埋蔵
- 10年間保管後合葬:使用許可日から10年間、ご遺骨を納骨壇で保管後、ご遺骨を合葬室へ共同埋蔵
- 20年間保管後合葬:使用許可日から20年間、ご遺骨を納骨壇で保管後、ご遺骨を合葬室へ共同埋蔵
募集数は合わせて600体です。
墓地使用料
申込区分 | 使用料(1体あたり) | 記名料(希望者のみ) |
---|---|---|
直接合葬 | 50,000円 | 50,000円 |
10年間保管後合葬 | 100,000円 | 50,000円 |
20年間保管後合葬 | 150,000円 | 50,000円 |
※大阪市民以外の方の使用料は、使用料一覧表の金額の1.5倍になります。
合葬式墓地の申込資格
ご遺骨をお持ちの場合
- 大阪市民の方(申込日現在、大阪市に住民登録が3か月以上ある方)
- 大阪市民以外の方で以下のいずれかに該当する方
- 生前に大阪市民であった方のご遺骨を埋蔵される方
- 市設霊園の使用者で、現在使用中の霊地を返還したうえで埋蔵されているご遺骨を移される方
- 市立服部納骨堂の使用者で、服部納骨堂へ納骨されているご遺骨を移される方
生前にお申込みの場合
申込日現在、大阪市に住民登録が3か月以上あり、満65歳以上である大阪市民の方
大阪市設瓜破霊園(合葬式墓地)の申込方法
窓口または送付での受付となります。
窓口申込
- 現地受付:大阪市設瓜破霊園管理事務所(大阪市平野区瓜破東4丁目4-164)
送付申込
送付先:〒547-0022 大阪市平野区瓜破東4丁目4-164 大阪市設瓜破霊園管理事務所
受付期間
令和4年4月15日(金)から令和5年3月8日(水)
※市内受付での窓口申込は、午前9時30分から午後4時まで。月曜日が休みのため受付していません。
※送付申込の場合は、令和5年3月8日(水)必着。
申込に必要な書類
- 合葬式墓地使用許可申請書
- 申請者の住所が記載された住民票(発行から3か月以内のもの)
- 遺骨を保有していることが分かる書類(埋火葬許可証・改葬許可証・埋蔵証明書・大阪市設霊園使用許可証など)
- 申立書
※3と4については生前にご予約いただく場合は必要ありません。
※記名板への記名を希望される方は、合葬式墓地記名申請書が必要です。
※生前に大阪市民であった方のご遺骨を埋蔵される方は、生前に大阪市民であった事が証明できる公的な書類(死者の住所が記載された埋火葬許可証、住民票・戸籍関係書類 等)が必要です。
※市設霊園の使用者もしくは大阪市服部納骨堂の使用者で、現在使用中の霊地を返還したうえで埋蔵されているご遺骨を移される方は、お持ちの大阪市設霊園使用許可証、もしくは、納骨壇許可証が必要です。
大阪市設瓜破霊園の募集に当選したら?/お墓を建てるまでに必要なこと
大阪市設瓜破霊園の募集に当選した場合に行うべきことついて、ご説明します。
大阪市設瓜破霊園の募集に当選したらお墓さがしが完了ではありません。使用者募集の当選は、あくまで墓地使用の権利を得ただけです。
一般埋蔵施設であれば整地工事・囲障の設置・墓碑の設置、芝生埋蔵施設であれば墓碑の設置などが必要となってきます。設置には詳細なルールが決められておりますので注意が必要です。
では、使用許可証が交付が交付されたらどのようにお墓を建てたらよいでしょうか?
石材店に建立を依頼する
お墓を建てるためには石材店を探して、建立をお願いする必要があります。公営霊園には指定された石材店がないため、自分で自由に石材店を選ぶことができます。
しかし、お墓を初めて建てる人は「どこにお願いしたらいいのだろう」とお悩みになることでしょう。石材店によって、価格も対応も異なります。また、石材店はお墓を購入するときだけでなく、建立した後も修繕や法要などでお付き合いが長く続くことになります。そのため、できうる限り信頼のできる石材店を探す必要があります。
石材店を選ぶときは、次のポイント押さえておきましょう。
- こちらの要望や状況をきちんと聞いたうえで、意向をくみ取った提案をしてくれる
- 石材や墓石について専門的な知識を持っている
- 明確な見積書を提示してくれる、契約書をきちんと交わしている
- 石材店が手掛けたお墓の見学ができる(建立3年以上のお墓をみせてくれるとなお安心です)
- しっかりとしたアフターサービスがある
- お墓の近くに店舗や展示場がある
- 過度な値引きをしない、安易な値引き交渉に応じない(応じる場合は手抜き工事や元々の価格設定を高くしている可能性があります)
石材店の選び方についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
また、いいお墓では石材店の紹介も行っています。石材店をお探しの方はこちらから検索できます。
大阪市設瓜破霊園以外の選択肢/お墓の見つけ方
大阪市設瓜破霊園において、申請資格に該当しなかった場合、または、何らかの理由で申請が許可されなかった場合、他の霊園・墓地を見つける必要があります。ここでは、お墓の見つけ方・探し方について解説します。
周辺の民営霊園・寺院墓地を見てみる
公営霊園以外に目を向けてみると、多くの民営霊園・寺院墓地があることがわかります。大阪市設瓜破霊園をお探しの方は、費用が抑えられることや自治体が管理していて安心感があるなどの理由から選んでいるのではないでしょうか。
大阪市設瓜破霊園の永代使用料は、一般墓地が800,000円~となっています。一方、大阪府では、永代使用料100,000円から一般墓のご案内が可能です。費用を比較してみると、市営墓地だから他より絶対に安いというわけではないことがわかります。
また、民営霊園や寺院墓地では、永代供養ができる納骨堂も比較・検討することが可能です。
大阪府の民営霊園や寺院墓地は、下記からお探しいただけます。
大阪市設瓜破霊園をご希望の方におすすめの大阪府の霊園
大阪市設瓜破霊園の当選に漏れてしまった方、申込要件に該当しなかった方におすすめしたい、大阪府で人気の霊園をご紹介します。「いいお墓」でお申し込みの多い人気霊園です。ぜひ、ご検討ください。
大阪府で人気の一般墓(墓石のお墓)はこちら
大阪府で人気の永代供養墓はこちら
大阪府で人気の樹木葬はこちら
大阪府で人気の納骨堂はこちら
手元供養
あまり知られていませんが、遺骨をお墓やお寺に納骨しない場合は、どこに保管をしても問題はありません。そもそもお墓を建てることに必要性を感じない、自宅に遺骨を保管しておきたいとお考えであれば、手元供養を検討してみてはいかがでしょうか。
大阪市設瓜破霊園についてのよくある質問
大阪市設瓜破霊園とはどんな霊園?
大阪市設 瓜破霊園は、大阪市が運営管理する市設霊園。広々とした園内に、四季折々の植樹が施された公園霊園です。周辺は、瓜破遺跡や花塚山古墳があり、歴史の散歩コースにもなっています。
一般的な墓地のほかに、共同で埋蔵する合葬式墓地があります。遺骨をすぐに共同埋蔵する「直接合葬型」と、骨壷のまま10〜20年間個別に保管後共同埋蔵する「10~20年間保管後合葬型」とがあります。
大阪市設瓜破霊園についての 詳細はこちら>
大阪市設瓜破霊園の令和5年度(2023年度)の募集区画と価格は?
大阪市設 瓜破霊園では令和5年10月から一般墓地使用者の募集が行われます。
一般区画 80万円/次地区画 84万円/角地区画 88万円を選ぶことができ、管理料は1霊地あたり5万円です。
大阪市設瓜破霊園の募集区画と価格についての 詳細はこちら>
大阪府の市営・公営霊園








公営霊園は「永代使用料」のみを表記しています。これはあくまで土地の使用料のみで、他にも墓石を建てる「墓石費用」と定期コストとして「墓地管理費」を支払う必要があります。
一方、民営霊園や寺院墓地では表記の仕方はさまざまです。「永代使用料」のみを表記している霊園もあれば、「永代使用料」+「墓石費用」を表記しているところもあります。お墓の種類によっては、「永代使用料」+「墓地管理費」+「墓石費用」のすべてを総額として表記している場合もあります。価格の内訳はきちんと確認しておきましょう。