お墓探しの流れは?購入前に覚えておきたいポイント

お墓を建立することになったとき、「どこに気をつけたらいいの?」と迷う方は多いと思います。
お墓参りしやすい立地、交通アクセス、建立の費用など、重視したいポイントは家庭によって異なります。お墓の建立は頻繁に行うものではなく、また子孫へ何代も受け継いでいく大切な遺産でもあります。そのため、親族も含めて事前にしっかり話し合うことが求められます。地域による慣習の違いもあるため、その点も考慮しながら手続きを進める必要もあります。

ここでは、どのような手順でお墓を建立していったらいいのか、一般的な契約手続きの流れについて順を追ってご紹介します。

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お墓の選び方やチェックポイントがわかる

事前準備(家族相談)

予算・場所・お墓の大きさを検討しましょう

いざ「お墓を購入しよう」と思っても、はじめてのことだらけ。
費用・価格のことから、霊園・墓地の形態、石の種類やデザインなど……申込みに条件がある霊園もあります。
家族や親戚、夫婦、親子間で会議の場をつくって、事前にいろいろ話し合っておくと、その後の流れがスムーズです。

分からないことがあれば「いいお墓」まで気軽にご相談ください。

お墓情報の収集

お墓の情報検索/資料請求/見学予約

「いいお墓」は、全国の霊園・墓地情報を取り扱っている国内最大級のお墓の総合サイトです。そこで、あなたの希望にあった霊園・墓地をピックアップしてみましょう。資料などの情報も、無料で簡単に一括請求できます。

資料が到着したら、区画や価格の詳細など、おおよその状況がつかめます。その中で良さそうなところを数ヶ所絞って、現地の見学をしましょう。見学の際には、あらかじめ見学予約をしておくことをお勧めします。「いいお墓」では見学予約もスムーズに行えます。
※無料送迎バスや、交通費を負担してくれる所もあります。

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現地見学

現地に行って、周辺環境や区画の確認をしましょう

お墓選びにあたって、実際に現地に足を運んでみなければ分からないことはたくさんあります。
現地見学は、霊園の担当者からお墓や区画についての具体的説明が受けられるほか、直接いろいろ質問もできる機会です。また同時に、周辺環境や交通のアクセスも確認しておきましょう。

近くに他の霊園があれば、一緒に見て比較してみましょう。ただし、1日に回れるのは3~5件程度です。
気に入った霊園の区画があるときは「仮予約」をしておくと安心です。

お墓の購入前に必読!購入の流れや費用、7つのチェックポイント
お墓を購入するときは、宗旨宗派・お墓の種類・立地・環境・設備・管理状況など、さまざまなポイントをふまえて慎重に選ばなければなりません。ここでは、お墓を購入する流れや費用、失敗しない7つのチェックポイントを紹介します。

石材店訪問

希望霊園の確認と、分からないことは相談しましょう

予算、周辺環境、宗旨・宗派、利便性・アクセスなど、あなたの要望を石材店に率直に伝えましょう。
希望に添う霊園・墓地の提示や説明、お墓のモデルやアフターケア、仏事法要のことに至るまで、各種相談に応じてくれます。

信頼できる石材店の選び方 - 大手と個人経営の違い、近くの石材店の探し方
この記事はこんな方におすすめ:信頼できる石材店の探し方を知りたい方石材店は地域に根付いた個人経営のお店から大手の会社までさまざま信頼できる店を探すには、石材知識の詳しさや見積書・契約書の明確さが重要相談のしやすさやアフターサービスの充実度も...

墓石の打ち合わせ

墓石の種類やデザインの打ち合わせ

霊園と区画が決まったら、次は墓石についての打ち合わせです。予算と希望にあった墓石を選びましょう。
墓石の形やデザインについては、「和型」と呼ばれるオーソドックスなものや、横長の「洋型」のほか、個性的なデザインでのオーダメイドも可能です。

お墓デザインにはどんなものがある? – 墓石の型と特徴/近年注目のデザイン墓についてご紹介
墓石の原形はお釈迦様(ブッダ)がご入滅された後、埋葬された地に建てられた「ストゥーパ」(漢語:卒塔婆)であると言われています。江戸時代に角柱墓石が登場するまで、墓石は石造の供養塔であり、層塔のデザインを踏襲したものが主流でした。今日一般的となっている和型の角柱墓石のデザインは、板碑、もしくは位牌をルーツとすると考えられ...

また、一見同じようにみえても石材の種類は実に多種多様です。お墓・墓石に使われる石だけ見てもざっと300近くのものがあるので、墓石選びはお墓にとって重要なポイントといえます。

墓石の種類 – お墓に最適な石種3条件とは?
墓石に使われる石材には様々な種類があります。石材は取れる産地によって色や材質、耐久性が様々で、その風土に合った石材が墓石として使われています。墓石に使う石材は、大まかな分類として「花崗岩」「閃緑岩」「斑レイ岩」「安山岩」の4種が挙げられ、産地や成分などにより300以上の種類があります。

最終確認と契約

墓石が決まれば、最終確認をして契約です。
疑問や不安を残さず、納得のいくまで打ち合わせをしておきましょう。
契約時の確認ポイントとしては以下があげられます。

  • 墓石工事詳細(注文内容)
  • 区画(墓域)
  • 金額明細(1):墓石・外柵・工事
  • 金額明細(2):永代使用料・管理費
  • 図面/完成予想図
  • 墓石の実物例
  • 完成時期(納期)
  • 規則・規約関連
  • アフターサービス
  • 彫刻の確認(文字・図案・家紋・戒名など)

間違いなどないか、最後にもう一度チェックしておくことが大切です。
最終確認が済んだら、正式な契約になります。確認するポイントは以下となります。支払い方法の確認のほか、法要を行う際は、その旨を伝えておきましょう。

  • 支払方法(前金・ローンなど)
  • 契約書関連
  • 各種法要(年忌・開眼・納骨など)
お墓の法律「墓地、埋葬等に関する法律」と霊園の使用規則、建墓契約
お墓や埋葬、火葬のルールは「墓地、埋葬等に関する法律」で規定されています。墓地埋葬法に違反すると罰則があるので注意が必要。ここでは、「墓地、埋葬等に関する法律」と霊園・墓地の使用規則、建墓契約について解説します。
お墓の値段と費用内訳–永代使用料・墓石費用・管理費の平均価格
一般墓の平均購入価格は149.5万円。うち永代使用料は47.2万円、墓石代は97.4万円です。ここでは、お墓の値段と購入にかかる費用、内訳を解説。都道府県・種類別に見たお墓の平均購入価格も紹介します。

完了引渡し

契約後、お墓の工事(施工)が行われます。
お墓の完成まで「2~3ヶ月」は見ておきましょう。工事の過程を見学したければ、事前に石材店にお願いすれば立ち合うこともできます。
工事完了後、お墓の引渡しとなり、現地で契約時にいただいている図面や写真などをチェックし、仕上がりを確認します。見落としがちですが、特に戒名などの文字彫刻の確認まで行いましょう。
確認して問題がなければ、残金の支払いをします。
必要に応じて法要(開眼・納骨など)を行いますが、法要を執り行っていただくご僧侶に関しても、宗教に応じて霊園や石材店で紹介してもらえます。法要後は、雨水などが入らないよう、カロート(納骨室)部分に目地をします。

お墓の建て方‐お墓の種類や石種、工事(施工)・納骨までの流れをご紹介!
お墓の形状や現場(地盤など)の状況によって異なりますが、工事には通常2~5日程度を要します。工事日程は事前に確認しておかなければなりませんが、施工の途中経過を見学されると、表面ではわからない基礎部分やお墓のつくり、その過程がよくわかって安心ですし、自ず愛着も湧いてきます。お任せする石材店には、完成写真だけでなく、お墓の...