墓石セット価格の種類と傾向、オプション費用を紹介

墓石セット価格の種類と傾向、オプション費用を紹介
記事を先読み
  • 墓石セットはよく選ばれる墓石の組み合わせをセットで販売する仕組み
  • 墓石セット価格は墓石店・霊園・カタログ・インターネットなどで適用
  • 墓石セット価格以外にオプションで費用がかかる可能性がある

墓石の価格は石碑の種類や加工やデザイン、大きさなどで決まるので、総額がわかりにくいのがネック。墓石セットは、よく選ばれる墓石の組み合わせを一律価格で販売しているので便利です。この記事では、墓石のセット価格について紹介します。

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激安って本当?墓石セット価格が適用される場合

一般的に墓石価格はわかりにくいと思われています。そういった印象を払拭するためセットの墓石価格が設定され、初めてお墓を購入する方にも判断しやすいよう広く間口を広げているのです。では、どのような場合に墓石セット価格が組まれるのかを紹介していきます。

墓石店が独自に墓石セット価格を設定

それぞれの墓石店で、あらかじめ墓石を組んで、販売する墓石価格を設定するセット販売を行う場合があります。めどとなる㎡数など大きさも想定されているため、すでに墓所をお持ちの方も求めやすくなっています。展示品は石材店の展示場などで見ることができるので安心です。

霊園が区画に合わせて墓石セット価格を設定

霊園ごとに墓石価格をセット価格で販売しているケースも多く見受けられます。区画の大きさや、その区画の基本デザイン、霊園の規約や条件をクリアしたものになるので、とても求めやすくなっています。霊園内に見本墓石が建てられていることも多いです。その見本墓石をそのまま購入できたりもするので、形態も価格も明快です。

カタログ販売で墓石セット価格を設定

いいお墓」では、「定額墓石セット価格」と称し、“3つの定額価格ですべてが揃う、豊富なラインナップから選べるお墓”のカタログを無料進呈しています。多くのプロトタイプの中から自ら選べるセミオーダーのお墓です。同じ品質の商品であれば、一般墓石店より驚くほどリーズナブルな墓石価格です。カタログ販売だからこそ、営業マンの人件費や店舗運営費・在庫の費用がかからないのです。また、工場から直接仕入れと加工を行うことで、商社や問屋のマージンもカット。こうした墓石を、大きさ・グレード別にまとめ、わかりやすい3プライスで提供しています。すべてがセット価格になっているため、費用のことで心配する必要がありません。

500,000円(税別)の墓石セット価格

小さめながらも、シンプルで必要十分な墓石セット価格。スタンダードな大きさのタイプで都市圏の墓所などでの利用が多いタイプとなります。

800,000円(税別)の墓石セット価格

ベーシックなもの、個性のあるものまで、充実した墓石セット価格。多彩な石、豊富なデザインでワンランク上の上質さです。

1,200,000円(税別)の墓石セット価格

品格に満ちた墓石が揃う、ハイクラスな墓石セット価格。デザイン・加工・石種の全てが一級で、機能性と価格にも満足いただけます。

※上記3つの墓石セット価格は、46種類のデザイン、世界の銘石20種類と日本の銘石4種類の石種から選べ、もちろんカスタムメイド、完全オーダーメイドも可能です。※価格には、墓石本体と工事(基礎・石積・耐震免震加工)、彫刻(特殊な彫刻を除く)、10年保証を含みます。カタログは無料でお届けとなります。

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インターネット販売で墓石セット価格を設定

昨今、墓石を販売するインターネットサイトが増えてきています。そこでは価格別で、デザインや石種が選べるようになっている墓石セット価格が提示されています。お墓ができる流れや、めどとなる製作期間も記載されていたりします。ただし、基礎工事など施工費が込みの場合と別の場合があったり、保証の有無もあるので、しっかりと確認する必要があります。

墓石セット価格以外にかかるオプション費用

基本価格のほかに、想定できるオプション費用を紹介します。

墓石の原石の種類や産地

石種は候補に挙がっている中から選択することになりますが、それ以外の石種を使用したい場合は、別途費用が加算されることになります。

国産の人気のある石種は、次のようなものがあります。よく御影石という名前を耳にしますが、御影石とは花崗岩の総称です。六甲山嶺の神戸市御影付近が産地として有名だったのでそのように呼ばれるようになりました。御影石というのは日本だけで使われている名称です。国内産地としては茨城県(稲田御影、真壁御影)、福島県(浮金石)、山梨県(甲州御影)、愛知県(三州御影)、香川県(庵治石)、山口県(徳山御影)などが有名です。また、中国の福建省を産地とする石種のほか、インドが産地の黒系の花崗岩「クンナム」、グリーン系グレーの御影石「アーバングレー」なども人気があります。

石材の使用量や広さ

お墓の大きさによって使用する石材の量が違ってきます。洋型か和型か、外柵の有無なども重要なポイントです。石材の量が変わってくると、当然、価格にも反映されます。

墓石への彫刻など

デザイン性の高い墓石や、家名や家紋などの彫刻を竿石などに施した場合や磨き直しなども、価格にも影響をおよぼします。昨今では、文字だけでなくイラストを彫刻する方も多く見られます。彫刻方法もさまざまですので、より精度の高く複雑な彫刻方法になりますと、費用が高くなります。

外柵工事、耐震免震工事など

外柵工事や、耐震免振工事の内容によっても、価格に影響を与えます。

現場の状況

駐車場から墓所までの距離、クレーン車が通れる車幅の有無などにより、墓所まで石材を運ぶ工程が変わってきます。墓所までのスペースが整備されていない場合は、運搬する方法を別途手配しなければならないため、価格は加算されることになります。

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お墓セットを購入する前に!お墓の構造と付属部を確認

お墓の構造に決まりはありませんが、一般的な構造における各付属部分の名称を紹介しておきます。

石塔

お墓の、家名が刻まれている墓石全体を「石塔」と呼びます。石塔は前述したように「棹台」「上台」「中台」「下台」の4つの石材から構成されています。

棹石

棹石(さおいし)は、お墓の一番上の部分で一般的には家名が彫刻されている石材です。お墓と聴くと、この部分をイメージする方が大半でしょう。

上台

上台(じょうだい)は、和型墓石で竿石や蓮華台の下にある石材のことです。台石とも呼ばれ、この部分に家紋などを彫刻することもあります。

中台

中台(ちゅうだい・なかだい)とは、竿石と呼ばれるお墓の一番上の部分(家名などが彫刻される部分)の下あたりに位置している石材のことです。骨壺を納めるスペース(カロート)の上にあることが多い部材です。洋型墓石やデザイン墓石の場合、この中台があることによって、竿石正面に彫刻されている文字が花立や水鉢などに隠れて見えなくなることを避ける役割もあります。

下台・芝台

下台・芝台はどちらもお墓の一番下の土台となる石材を指し、この石は棹石・上台・中台の下に位置します。

納骨室(カロート)

芝台の地下に遺骨を納骨するスペースを作ったものや、地上に納骨をするスペースを作ったものがあります(陸・丘カロート)。納骨室は通常石材やコンクリートで作られています。納骨(カロート)室の形状は地域によって異なります。

墓誌

墓誌(ぼし)とは、お墓の横に建てられる石碑のことであり、宗旨や宗派、その地域の習わしなどで「墓標」「霊標」「戒名板」「法名碑」とさまざまな呼び方があります。墓誌には、そのお墓に納骨されている故人の名前や戒名、没年月日などが彫刻されています。お墓を建てる際に、墓地のスペースによっては墓誌を建立することが難しい場合もあります。

外柵

外柵(がいさく)とは、お墓の周りを囲う柵のことで隣の墓地との境界線としての役割があります。

水鉢

水鉢とは、先祖に水を供えるための鉢のことで、墓石の手前に作られることが多いです。

香炉

お盆や彼岸などのお墓参りの時や法要などの際に、線香を立ててお供えする「立ち置き型」と、線香を寝かせてお供えする「くりぬき型」があります。

卒塔婆立て

卒塔婆を立てておくためのものです。卒塔婆とは、先祖を供養するためにお墓を建てる木の長い板です。石製や金属製のものなでさまざまな種類がありますが、機能に変わりはありません。宗派によっては使用しない場合もあります。

花立

墓石下に左右一対で備え付けられている、お墓参りなど供養する時に仏花を立てるものが花立てです。

蓮華台

蓮華とは蓮の花のことで、通常は竿石の根本に設置される場合が多いです。

灯篭

灯篭とは、その中にろうそくを立てて火を付けることで明るくなる、日本の伝統的な照明機器です。故人の浄土への道標という意味もあります。

スリン

竿石(一番上の石)のすぐ下、ざぶとんのように敷かれた飾り部分のことで、蓮の葉や猫の足のような渦巻き型の彫刻飾りなどがあります。