お墓や墓石の費用相場は?お墓の購入・購入後に必要な、費用の内訳もご紹介!

お墓の購入を考えていても、何にどれだけの費用がかかるかわからない、そもそも相場がわからないなどの理由で、なかなか行動に移せない方が多いのではないでしょうか?

お墓の購入は、一生に一度の大きな買い物になります。だからこそ、お墓のタイプや費用についてはきちんと下調べをして、適正な費用相場を知っておきたいものです。たとえ、安く済ませることができたとしても、後々トラブルになることは避けたいですよね。

正しい知識を得ることで、自分たちの希望にあった霊園や墓地を選んだり、起こりがちなトラブルを避けたりすることもできるでしょう。

今回は、お墓を建てる際にかかる費用相場や種類、購入後に別途かかる費用相場について、ご紹介します。

お墓の購入にかかる費用の内訳と相場は?

お墓の購入費用とは、お墓の永代使用料(土地代)+墓石の価格のことをいいます。お墓の経営主体やタイプの違いによって購入金額は変わり(後述参照)、墓石のデザインや地価の影響を受けて価格は変動します。

2019年度のいいお墓サイトの調査では、一般的なお墓を購入する際の全国での相場は約176,2万円、東京都では約210,4万円となっています。

墓石代

お墓の建物の部分を墓石といい、墓石本体と、外柵・納骨棺(カロート)、そして施工費を合わせたものが、墓石代です。

墓石費用(価格)は、墓石の質や等級(産地・高度・採掘量・色など)、加工費(細工・デザイン費)、施工費(工事代)などによって大きく変わります。特に墓石の素材によって、墓石代の開きが大きくなる傾向があります。

近年、墓石のデザインも多様化し、デザインにこだわる方も増えてきました。一般的に外国産石材は国産石材よりも安価であるといわれますが、希少で良質な石は外国産でも高額になります。

永代使用料

永代使用料とは、お墓の土地代のことをいいます。不動産と違い、土地を購入するのではなく、永代に渡り使用する権利を購入するのです。

そのため、無縁になってしまったり、何年か(霊園ごとの規定の年数)管理費が支払われなかったりした場合は、管理者(寺院など)に権利を返還することになります。

墓地のタイプでも費用が変わる!相場はいくら?

近年では伝統的なタイプの一般墓のほか、樹木葬、納骨堂、合葬・合祀墓などさまざまなタイプのお墓から自分に合ったお墓が選べるようになりました。

ここでは、墓地タイプ別の価格と費用相場についてご紹介します。

樹木葬

樹木葬は、ガーデンや墓地公園、山肌などに、墓石の代わりにシンボルツリーを植え、自然と共に眠るタイプのお墓です。大きく「庭園タイプ」「公園タイプ」「里山タイプ」の3種類があり、場所や植える樹木によって価格が変わりますが、相場は一般墓よりかなり安くなります。

樹木葬の場合、納骨方法や樹木の管理など、一般墓と違うことが多いため、購入前によく確認をしましょう。

いいお墓サイトでの2019年の調査によると、全国の樹木葬の平均相場は約68,8万円、東京都では約79,8万円でした。

納骨堂

納骨堂は、遺骨を屋内に納めるスタイルのお墓で、使用期限後は合祀されるケースが多いです。天候に左右されずお参りができること、掃除の手間もかからないことなどの利便性から近年注目を集めています。

そのため、子孫に管理の手間をかけさせたくない人や、無縁仏になってしまうリスクを避けたい人にも人気があるお墓のスタイルです。

また、納骨堂にも、さまざまなタイプがあり、費用相場も異なります。「ロッカー式」「仏壇式」は約30万円~、「自動搬送式」は約70万円~となっています。

いいお墓サイトでの2019年の調査によると、全国の納骨堂の平均相場は約 87,7万円、東京都では約92,6万円でした。

合葬・合祀墓

合葬・合祀墓は、墓地の運営者によって管理されています。他の人と合葬されるため、多くの場合、納骨後の改葬ができないので、よく確認しましょう。

合葬・合祀墓の費用相場は、屋外型で約10万円~、室内・納骨堂型は約30万円~となっています。

墓地や墓石費用以外にかかるお金

お墓を購入した際、購入代(墓地代+墓石代)だけではなく、購入後も費用がかかってきます。どのようなものにどれくらいかかるのか、項目ごとに見ていきましょう。

管理費

管理費は、霊園や墓地内の施設の維持・運営・管理費(参道整備、水道設備、緑地整備、駐車場・墓地清掃など)として、定期的に管理運営主へ支払う費用です。使用する区画にごとに料金が規定され、年一括、3年一括など、支払い方法は墓地によって変わります。

また、大きく分けて公営霊園・民間霊園・寺院墓地の3つの管理主体があり、それぞれ管理費が異なります。

年間管理費の相場は、公営霊園(東京都・一般埋蔵施設、1㎡あたり)で700円程度、民営霊園では5,000円~15,000円程度、寺院墓地6,000円~25,000円程度となっています。※公営霊園は自治体運営のため、負担が抑えられています。寺院墓地は、寺院により施設使用料、お布施や冥加金という名目で納めることもあります。

墓石購入後にかかる費用

墓石の購入後にも、墓石にかかる追加費用の項目と相場は以下になります。

追加の彫刻費用

既にある墓石に新たに名前を刻む場合には追加で彫刻費用がかかります。一般的に1名あたりの費用相場は、3万円~5万円程です。

また、新しく墓石を建立する際は、家名や建立者などの基礎彫刻が墓石代として含まれている場合がほとんどですが、戒名(法名)彫刻には別途で費用がかかることもあります。

磨き直し

墓石の状態により磨き直し(クリーニング)が必要になることがあります。大きさや墓石の種類、石の状態により費用が異なりますが、相場は20万円前後であることが多いようです。

また、クリーニングを現場で行う場合は、竿石のみが4万円~5万円で、全体で7万円~8万円程が相場となります。

改葬費用

お墓のお引越しをすることを、改葬といいます。まず、お墓があった移転元では、撤去・処分・整地などの費用がかかります。

いいお墓サイトの2019年度調査によると改葬費用は、20 万円から 40 万円未満の価格帯が最も多いゾーンになりますが、全体的に平均すると68万円という結果になりました

また、新たな移転先では、墓地・墓石・御布施などを合わせた相場が、200万円~300万円ほどかかるのが一般的です。※墓石そのものを移転する場合、区画の大きさ・墓石の状態・移動距離により費用は変わりますが、移転先のお寺や霊園が墓石の改葬を認めておらず移設できないこともあります。

墓石の処分費用

お墓を処分する場合、墓所は更地にして返還するという決まりがあります。費用は区画の大きさで決まることが多く、墓石の撤去の費用相場は1㎡あたり10万円程度が一般的です。

離檀料

お寺の墓地が移転元であった場合、離檀料が発生するケースがあります。離檀料があるかどうかはお寺によって違い、決まりはありません。

埋蔵証明書・埋葬で必要となる費用の相場は?

埋蔵(埋葬)証明書発行手数料

遺骨1体につき1通必要となります。費用相場は400円~1,500円程です。

埋葬費用

墓地や霊園によって違いますが、費用相場は1度の立ち合いで1万円~3万円となっています。

お寺に関係する費用、僧侶へのお布施の相場は?

お寺が管理する墓地の場合、納骨や法要などの際に檀家料の他にも費用がかかる場合があります。

開眼法要、閉眼法要

3万円~5万円が相場。

年忌法要

3万円~5万円が相場。

戒名(法名)料

数年前のデータでは40万円程が相場でしたが、年々安くなってきているようです。

相場は、「信士(しんじ・しんし)」「信女(しんにょ)」が5万円~20万円、「居士(こじ)」「大姉(だいし)」が15万円~30万円、院号では50万円以上であることが多いようです。

お布施

3万円~10万円が相場。

御車代

1~3万円が相場。

御膳料

1万円~3万円が相場。

お布施・御車代・御膳料は志なので、決められた金額があるわけではありませんが、お布施は3~10万円程度、御車代や御膳料はは1~3万円程度が一般的であるようです。

相場を知って、納得のいくお墓選びをしましょう

このように、さまざまなタイプ・運営形態のお墓があるため、購入する際に迷われる方も多いことでしょう。また購入後にかかる費用もそれぞれ墓地・霊園・タイプごとに違います。

決して安い買い物ではないかもしれませんが、お墓のタイプの違いに加え、費用相場を知ることで、納得のいくお墓選びができるようになります。

お墓の購入は、一生の中で、最も大切で大きなお買い物の1つですから、費用面だけでなくさまざまな側面から、ご自身に合ったお墓を探してくださいね。

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