染井霊園の墓所が、なんと昭和37年以来57年振りに公募されることになりました。
都立染井霊園は、桜の名所としても有名です。現在の豊島区駒込はかつて染井村と呼ばれていて、桜の代表的な品種「ソメイヨシノ」はこの地で発祥したと言われています。園内にも約100本のソメイヨシノが植えられていて、春になると多くのお花見客で賑わいます。
東京都豊島区駒込に位置し、巣鴨駅北口から近い好立地の染井霊園。希少性の高い墓所だけに人気が殺到することになるでしょう。
都立染井霊園の基本情報から令和元年の募集要項までご紹介します。
都立染井霊園の概要
1874(明治7)年に開園した都立染井霊園は、都立霊園の中では最も規模が小さい公営墓地です。周辺の交通量は少なく、園内は静かな環境が保たれています。
桜だけでなく、新緑や生け垣など、年間を通して豊かな自然を味わうことができる霊園です。
また、多くの著名人が眠る霊園としても有名で、作家の二葉亭四迷や美術家の岡倉天心などのお墓があります。
都立染井霊園の募集墓所
令和元年で募集が出ているのは一般埋蔵施設の30区画になります。お墓の費用は含まれていないため、別途自己負担でお墓を建てます。なお、使用場所は選べません。
一般埋蔵施設
従来型の和墓の埋蔵施設です。
【一般埋蔵施設】面積:1.60~1.75㎡ 使用料:2,721,600~2,976,750円 募集数:30ヶ所 年間管理料:1,320円
都立染井霊園へのアクセス
〈電車の場合〉
都立染井霊園の最寄り駅は、巣鴨駅もしくは駒込駅です。
JR・地下鉄三田線「巣鴨駅」からは、白山通りを西巣鴨方向へ歩いて約10分です。
「巣鴨駅」北口
JR・地下鉄南北線「駒込駅」からは、染井通りを北に進んで徒歩約12分です。
「駒込駅」北口
〈車の場合〉
車を利用する場合、首都6号向島線の「箱崎」インターから約22分、首都3号渋谷線の「高樹町」インターから約23分です。また、霊園の管理事務所前に5台分(1台は障害者等専用)の駐車場があります。
都立染井霊園の園内マップ
都立染井霊園には5,500区画の一般墓地があり、敷地の大部分を占めています。
園内には「花吹雪広場」という名の小さな公園もあり、春になると桜の花びらが一面に敷きつめられます。
都立染井霊園の管理事務所
正門はなく、駒込駅方面から続く染井通りの終着地に霊園の管理事務所があります。
トイレは管理事務所近くに1ヵ所あります。
外人墓地もあり、明治時代に宣教師として来日した「東洋のナイチンゲール」ことローデスカ・ワイリックのお墓などがあります。
ローデスカ・ワイリックのお墓