千葉県で人気の樹木葬10選!費用相場や選び方のポイントを徹底解説

家族・子供に迷惑をかけたくないなどの理由で、樹木葬を選ぶ方が近年増えています。しかし、価格やプランが様々で、どのような樹木葬を選べばよいか迷う方も多いですよね。

今回は、千葉県で人気の樹木葬をランキング形式にてご紹介します。
それぞれの特徴を分かりやすくまとめていますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。気になる樹木葬があった場合は、資料請求をしたり、現地見学をしてみましょう。

千葉県で人気の樹木葬ランキング

サニープレイス松戸 永代供養墓・樹木葬・納骨堂

住所千葉県松戸市高塚新田22-1
アクセスJR武蔵野線「市川大野駅」よりバス「下大町」下車徒歩5分
霊園区分民営霊園
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬

  • 樹木葬は、2名様、4名様が埋葬可能
  • 樹木葬は、使用期限なし、当初より合祀タイプ
  • 法要の施行可能。休憩室完備
  • 樹木葬のほか、納骨堂、永代供養墓も揃う

さまざまなタイプのお墓が揃う公園墓地に設けられた、色とりどりの花に包まれて眠る樹木葬です。
ペットと眠れるプランもあります。石碑プレートに名前などの刻字が可能です。

\最新の空き状況が分かります/

船橋 昭和浄苑 樹木葬

住所千葉県船橋市大神保町1306
アクセス北総線「小室駅」よりバス「證大寺昭和浄苑」下車すぐ
霊園区分寺院墓地
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬

  • 樹木葬は、1名様、2名様、3名様、4名様が埋葬できるプランあり
  • 樹木葬は、使用期限なし、管理費滞り後2年で合祀、7回忌後合祀タイプあり
  • 葬儀、法要の施行可能。毎朝読経が執り行われる。YouTubeで公開中
  • 樹木葬のほか、永代供養墓、一般墓も揃う

アンデルセン公園より車で3分の、日本最古の看取のお寺が管理運営を行う霊園に設けられた樹木葬です。
ペットと眠れるプランもあります。個別送迎車と巡回バスが無料送迎サービスが行われています。

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稲毛霊園樹木葬墓地

住所千葉県千葉市稲毛区稲毛町4-345-1(稲毛霊園内)
アクセスJR総武線「新検見川駅」より徒歩15分、車で4分
霊園区分寺院墓地
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬不可

  • 樹木葬は、1名様~2名様が埋葬可能
  • 樹木葬は、50年間骨壺で個別埋葬後合祀される。3名様以上は骨袋にて埋葬
  • 葬儀、法要の施行可能。毎年合同法要が執り行われる
  • 第1期の好評を受け、第2期区画案内中

稲毛霊園内に設けられた、骨壺で埋葬される樹木葬です。各区画に名前を刻字できる墓碑が建立されます。
改葬費、50年間分の管理費は初期費用に含まれているので安心です。

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第2南無の郷霊園

住所千葉県佐倉市先崎字西原1664-1
アクセス京成本線「勝田台駅」より送迎バスで7分
霊園区分民営霊園
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬不可

  • 樹木葬は、骨壺で1名様、骨袋で2名様が埋葬可能
  • 樹木葬は、使用期限なし。当初埋葬された場所で永代にわたり供養される
  • 葬儀、法要、会食の施行可能。休憩室完備。供花や線香の販売あり
  • 樹木葬のほか、永代供養墓、一般墓も揃う

千葉県最大級の霊園・南無の郷の隣接する高台の地に誕生した第2南無の郷に設けられた樹木葬です。
源平枝垂れ桜がシンボルツリーです。石碑プレートに名前などの刻字が可能です。

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櫻乃丘聖地霊園 天空の郷 樹木葬

住所千葉県流山市名都借1024
アクセスJR常磐線「南柏駅」より車で6分
霊園区分民営霊園
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬不可

  • 樹木葬は、2名様から5名様まで埋葬できる、さまざまなプランあり
  • 樹木葬は、使用期限なし。当初埋葬された場所で永代にわたり供養される
  • 葬儀、法要、会食の対応可能。休憩所完備。
  • 樹木葬は、埋葬人数ごとに、それぞれ専用区画が設けられる

春には枝垂れ桜が咲き誇る、日本最大級日本庭園を有する公園墓地に設けられた樹木葬です。
バリアフリー設計で、全区画陽当たり良好です。駐車場完備なので車での来園も可能です。

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四季の郷ちば

住所千葉県千葉市中央区赤井町799-2
アクセスJR外房線「鎌取駅」よりバス「赤井交差点」下車徒歩8分
霊園区分民営霊園
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬

  • 樹木葬は、1区画・2名様まで埋葬可能
  • 樹木葬は、使用期限なし。当初埋葬された場所で永代にわたり供養される
  • 葬儀、法要の対応可能。応相談。線香の販売が行われる
  • 樹木葬のほか、永代供養墓、一般墓も揃う

千葉市の高台に位置する、四季折々の草花に包まれた霊園の樹木葬です。ペットと眠れるプランもあります。
遺骨はすべて埋葬され、時間をかけて土に還ることができます。合祀されることはありません。

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市原市樹木葬霊園

住所千葉県市原市新堀1317-1
アクセス小湊鉄道「上総三又駅」より徒歩20分
霊園区分寺院墓地
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬

  • 樹木葬は、1名様、2名様、4名様が埋葬できるプランあり
  • 樹木葬は、使用期限なし。当初埋葬された場所で永代にわたり供養される
  • 葬儀、法要の対応可能。応相談。春・秋彼岸、お盆、月命日など年間15回の供養
  • 樹木葬のほか、永代供養墓、一般墓も揃う

市原市の古刹・法光寺の境内地に設けられた、焼骨のまま埋葬できる合祀されない樹木葬です。
全区画でペットと眠れることができます。親族以外の方とも利用することができます。

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樹木葬公園墓地「オリーブGarden」

住所千葉県船橋市小室町1097-2
アクセス北総線「小室駅」より徒歩10分
霊園区分民営霊園
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬

  • 樹木葬は、2名様が埋葬可能。1名様ごとに埋葬される合祀タイプあり
  • 樹木葬は、15年後合祀、使用期限なしタイプあり。合祀タイプは使用期限なし
  • 法要の施行可能。休憩スペース完備
  • 樹木葬のほか、ペットと眠れる一般墓も揃う

「小室駅」より徒歩圏内に位置する、自然に包まれた好環境な公園墓地に設けられた樹木葬です。
使用期限なしプランを含め、樹木葬は管理費不要。永代にわたり供養が行われます。

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森の墓苑

住所千葉県長生郡長南町市野々815-2
アクセスJR外房線「茂原駅」より車で25分
霊園区分民営霊園
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宗教宗派宗教不問
ペット埋葬

  • 樹木葬は、埋葬人数の制限なし。1名様ごとに埋葬される合祀タイプあり
  • 樹木葬は、使用期限なし。当初埋葬された場所で永代にわたり供養される
  • 法要の施行応相談。線香は管理棟の祭壇に手向けることができる
  • 将来は森になる、樹木葬専用の墓苑

地域在来の樹木に包まれた樹木葬です。遺骨は白布で大地に納められ、自然に還る埋葬方法です。
埋葬後は原則30年間管理し、契約期間後は自然保全区画として守り続けられます。

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オリーブGardenユーカリ

住所千葉県佐倉市下志津778-1
アクセス京成本線「ユーカリが丘駅」より徒歩20分、車で5分
霊園区分民営霊園
価格費用を詳しく知りたい方はこちら
宗教宗派宗教不問
ペット埋葬不可

  • 樹木葬は、骨壺で2名様、骨袋で6名様埋葬可能。1名様ごとに埋葬される合祀タイプあり
  • 樹木葬は、15年後合祀、使用期限なしタイプあり。合祀タイプは使用期限なし
  • 法要の施行可能。休憩できるフリースペース完備
  • 樹木葬のほか、納骨堂、ペットと眠れるタイプがある一般墓も揃う

「ユーカリが丘駅」より徒歩圏内の、南向きの高台に位置する自然豊かな霊園に設けられた樹木葬です。
使用期限なしタイプでも、承継者が途絶えた場合は永代供養されるので安心です。

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ランキングでご紹介した樹木葬以外でも、千葉県には樹木葬があります。気になった方は、「詳細はこちら」をご覧ください。

千葉県にある樹木葬の費用相場は「54万円」

千葉県にある樹木葬の費用相場は、54万円です。種類別に見ると、一般墓(昔ながらの墓石のお墓)165万円、納骨堂66万円、樹木葬54万円となっており、樹木葬は比較的安価で購入できるお墓だということが分かります。

しかし、樹木葬は1区画に納められる遺骨の数が、一般墓より少ないのが特徴です。
6人分の遺骨を納められるお墓を探している場合、2人用54万円の樹木葬を3区画買うと、162万円と一般墓と同じような金額になります。
おおむね6人分以上のお墓を探している方は、樹木葬だけでなく他の種類のお墓も視野に入れておくのがおすすめです。

樹木葬を選ぶ10のチェックポイント

  • 現地見学・比較検討
  • 立地・交通アクセス
  • 費用
  • 設備
  • 管理状況
  • 宗旨宗派
  • 埋葬人数
  • 墓標
  • 規約・ルール
  • 周囲の意見

ここでは、樹木葬を選ぶときに注意したい、10のチェックポイントを紹介します。

1.現地見学・比較検討

立地や環境で区別されるのが一般的ですが、簡単に見分けられない樹木葬もあるので注意が必要。樹木葬を選ぶときは、必ず現地見学して自分の目で確かめるのが大切です。

また後悔のない樹木葬選びをするなら、複数の霊園・寺院を比較検討するのが重要。資料請求や現地見学をして比較することで、より理想に近い樹木葬を見つけやすくなります。

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2.立地・交通アクセス

樹木葬選びでまず確認したいのが、立地と交通アクセス。家族・親類がお墓参りしやすい立地にするのはもちろん、駅からの距離や交通手段、駐車場の有無なども重要です。

とくに里山型樹木葬は、自然を活かした山林にあるため、お墓参りが難しい可能性があります。家族や親類に苦労をかけないためにも、現地見学して立地とアクセスをチェックしておきましょう。

3.費用

樹木葬では、永代使用料や埋葬料などの初期費用に加えて、維持費として年間管理料、オプションとして銘板彫刻代がかかります。霊園・寺院によって金額も内訳も違うため、事前に見積もりをとって費用感を確認し、比較検討するのが大切です。

4.設備

お手洗いやゴミ箱、休憩所などの設備が整っているかどうかも、チェックしたいポイント。また周辺にコンビニや飲食店、宿泊施設などがあると、遠方からお墓参りするときに便利です。

5.管理状況

樹木葬の管理がどれくらい行き届いているか、状況を確認してください。掃除や草木の手入れがきちんとされていないと、お墓参りの度に気になってしまいます。

環境が整っているか確認したり、掃除や手入れの頻度を聞いたりしておきましょう。

6.宗旨宗派

霊園・寺院のなかには、宗旨宗派を指定される樹木葬があります。とくに寺院墓地は、宗派を限定されたり、檀家になるよう求められたりする可能性があるので注意が必要です。

7.埋葬人数

樹木葬は、埋葬方法や区画によって埋葬できる人数が決まっています。家族や夫婦で納骨したい場合は、1人用は避け、複数人向けの樹木葬を選んでください。

8.墓標

樹木葬では、墓標の取扱いが霊園・寺院によって変わります。時間が経つと、徐々に自然に溶け込んで墓標がわからなくなる樹木葬もあるので注意してください。

また、墓標となる樹木の種類も把握しておきます。樹木を選べる寺院・霊園もありますが、選べないときはご自身のイメージとズレていないか確認しておきましょう。

9.規約・ルール

規約は霊園・寺院によって違うため、事前に確認しておきましょう。たとえば、消防対策でロウソク・線香を禁止していたり、虫や動物が来るからお供えを置けなかったりする樹木葬もあります。

ご自身の希望にあわない規約・ルールがないか、チェックしておくと安心です。

10.周囲の意見

樹木葬は、樹木を墓標とする永代供養墓の一種で、近年広まった新しいお墓です。そのため、先祖代々のお墓や従来の供養方法を重視している方は、なかなか受け入れられないかもしれません。

樹木葬を選ぶ前に家族や親類と話し合い、意見を確認しておきましょう。意見が食い違うようなら、お互いに歩み寄り、理解を得たうえで樹木葬を選べば、無用なトラブルを防げます。

購入者に聞いた樹木葬のメリット・デメリット

墓石がないぶん低価格で、跡継ぎが不要な永代供養の多い樹木葬は、近年人気を集めています。ですが樹木葬には、一般的なお墓とは違うデメリットもあるため、注意が必要です。

本節では、実際に樹木葬を購入した方の意見をもとに、樹木葬のメリットとデメリットを紹介します。

樹木葬のメリット7選

1.永代供養が基本で継承者がいらない

樹木葬は、遺族に代わって霊園・寺院がお墓を管理する永代供養が基本になっています。永代供養のある樹木葬は、一代限りの個人墓になるため、お墓の継承者が不要です。

そのため樹木葬は、お墓を継承する子孫がいなかったり、子孫に負担をかけたくなかったりする方から、よく選ばれています。

2.墓石がないぶん費用をおさえやすい

樹木葬は、墓石がないぶん一般的なお墓より費用をおさえやすいです。一般墓を買う経済的余裕はなくても、樹木葬なら購入できるという方も少なくないでしょう。

また、お墓のコストをおさえられるぶん、生前に使えるお金が増えたり、子孫に残せたりするのもメリットです。

3.故人の遺志を実現できる

樹木葬は、「死後は自然に還りたい」といった自然回帰志向をもつ方からよく選ばれています。また、好きな樹木を墓標にできたり、草花をガーデニング風に植えたりと自由度が高いため、故人の想いを実現しやすいです。

4.景観がよく雰囲気が明るい

樹木や草花といった自然を扱う樹木葬は、景観に配慮されています。整えられた芝生にシンボルツリーが点在していたり、草花がガーデニング風に植えられていたりと、従来のお墓のような湿っぽい雰囲気がないという意見がよく見られます。

景観がよく雰囲気が明るい樹木葬に惹かれて、自分でお墓を購入したり、親のために購入してお墓参りのたびに満足感を覚えたりする人が多いようです。

5.季節や歳月を感じられる

樹木葬の墓標(シンボルツリー)は年々成長するため、故人が亡くなってからの年月を感じられます。また、サクラやアジサイなど花を咲かせるシンボルツリーなら、四季の変化も味わえます。

「故人がなくなって◯年」「◯回目の春」という月日の流れや季節を感じられるのは、樹木葬ならではのメリットです。

6.宗旨宗派不問で自由度が高い

樹木葬は、宗旨宗派を問わず埋葬できる寺院・霊園が多いです。無宗教の方はもちろん、宗旨宗派に縛られたくない方にも向いています。

ただ寺院が管理する樹木葬だと、お寺の檀家になるよう求められる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

7.ペットや友人と一緒に永眠できる

一般的なお墓では、先祖代々の家族しか納骨できません。ですが樹木葬には、愛するペットや友人と一緒に永眠できる霊園・寺院があります。

大切なペットやご友人がいるなら、受け入れ可能な霊園・寺院を探してみるといいでしょう。

樹木葬のデメリット8選

1.交通アクセスが不便

自然豊かな環境や広大な敷地を必要とする樹木葬は、郊外・田舎に多く、交通アクセスが不便かもしれません。最寄り駅から遠かったり、交通手段が少なかったりする樹木葬だと、お墓参りの足が遠のいてしまいます。

ご家族がお墓参りしやすいエリアを選び、実際に現地見学をして駅からの距離や交通手段を確かめておくと安心です。

2.参拝スペースが狭い

通常の霊園・寺院の一部を樹木葬エリアにしている場合、参拝スペースが狭い可能性があります。また樹木葬は、納骨できる人数が決まっているため、納骨人数によってはスペースが足りません。

参拝・納骨スペースは資料やホームページではわからないので、現地に行って確認してください。

3.従来のお墓参りができない

樹木葬では、消防対策のために線香やロウソクを禁止している霊園・寺院があります。また、虫や動物を防ぐためにお供えができない樹木葬もあり、一般的なお墓参りができないかもしれません

契約する前に霊園・寺院の規約をチェックして、お墓参りのイメージを固めておきましょう。

4.遺骨を取り出せない

樹木葬の埋葬方法によっては、納骨後に遺骨を取り出せません

たとえば、自然回帰志向を重視している樹木葬では、遺骨を直接土に埋めてしまいます。また、他人の遺骨と一緒に埋葬する合祀型樹木葬は、遺骨が混ざるので個別に取り出すのは不可能です。

改葬や手元供養などを考えているなら、遺骨が他人と混ざらず、個別に管理される樹木葬を選択してください。

5.埋葬人数に制限がある

樹木葬は、契約や区画によって埋葬できる人数が決まっています。契約後に追加で埋葬を申し込んでも、受け付けてもらえない霊園・寺院があるので注意してください。

購入前に家族・親族で話し合い、樹木葬に埋葬する人数を確定させておくのが大切です。

6.季節や管理に景観が左右される

自然豊かな環境にある樹木葬は、季節によって景観が変わります。とくに秋冬は、樹木の葉が落ちて草花が枯れ、寂しい雰囲気になってしまう可能性大。四季の景観がどのように変わるか、問い合わせておくと安心です。

また、樹木葬の管理が行き届いていないと、草花が密生したり、反対に枯れたりします。現地見学をしたときは、樹木葬の管理状況をあわせて確認しておきましょう。

7.想定よりコストがかかった

ほとんどの樹木葬は、お墓を継承しない永代供養が前提となっているので、個人用や夫婦用など、少人数を想定したタイプが多いです。そのため、単体では安くても、3人〜4人の埋葬を考えると一般墓と変わらない価格になってしまう樹木葬もあります。また、立地や知名度から、一般墓の価格を超える樹木葬が人気を集めていることも。

どんな樹木葬を望むのか、きちんと考えたうえで、比較検討して購入するよう心がけてください。

8.家族・親族の理解が必要

家族葬は、近年広まった新しいスタイルのお墓。お墓の継承を重視する家族・親族がいらっしゃると、樹木葬に対して意見が割れてしまう可能性があります。

購入後に意見が対立すると、契約解除の手間やキャンセル料がかかるため、事前に周囲の理解を得ておくのが大切。家族・親族でしっかり話し合い、全員が納得した状態で樹木葬を契約しましょう。

樹木葬とは?樹木を墓標とする永代供養墓

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を目印にするお墓の一種。墓石分の費用が安くおさえられる上、承継者を必要としないため、現代のニーズに合った埋葬方法といえます。

樹木葬の特徴

  • 墓石ではなく樹木を墓標とするお墓
  • 墓石がないぶん費用をおさえやすい
  • 跡継ぎが不要な永代供養墓のひとつ

樹木葬は、樹木を墓標(シンボルツリー)として、遺骨を自然に還す埋葬方法。自然志向の新しいお墓の形で、樹林墓地とも呼ばれます。

石材費がかからないうえに、ユニット部品を使用することで作業や造形コストが減るため、費用をおさえられるのが魅力。また永代供養墓の一種で、埋葬後のメンテナンスは寺院・霊園に任せられます。

ちなみに日本で最初の樹木葬をはじめたのは、岩手県一関市の祥雲寺(2006年から管理運営は知勝院)。1999年7月、一関市から許可を受け、地元の山林を樹木葬としたのが最初です。日本初の樹木葬として注目を集め、その後日本全国に樹木葬が広がっていきました。

永代供養とは

永代供養とは、遺族の代わりに寺院・霊園が遺骨を管理・供養してくれる供養方法です。樹木葬は永代供養墓の一種で、他にも納骨堂や合祀慕、集合墓などが含まれます。

樹木葬を選ぶ人の割合

第15回お墓の消費者全国実態調査(2024年)」によると、お墓の種類のなかでもっとも選ばれているのは樹木葬。48.7%と約半数の方が樹木葬を選択しています。

過去のデータを見ると、2010年ごろは一般墓が主流でしたが、2020年に樹木葬が逆転。消費者の嗜好が変わり、お墓を継がせたくない・費用をおさえたい・自然回帰したいといった要望から、樹木葬を選択する方が増えているようです。

樹木葬に使われる樹木

サクラ(桜)ツツジ(映山紅)サルスベリ(百日紅)
ハナミズキ(花水木)アジサイ(紫陽花)モミジ(紅葉)
カラマツ(落葉松)ポプラ(箱柳)クスノキ(樟)

樹木葬の墓標に多いのは、人々に馴染みがあって花が咲く樹木。たとえば日本人に好まれるサクラ常緑樹のクスノキ紅葉を見られるモミジなどが選ばれています。

樹木葬に使われる樹木は、霊園や墓地によって募集時に決められていたり、候補から好きな樹木や低木、花を選べたりします。

自分たちに合った樹木葬選びを

樹木葬は、供養・管理の手間がなく、継承者が不要であることや、昔ながらのお墓より費用を抑えられる傾向にあることといった多くのメリットが存在します。

今回ご紹介した人気ランキングを参考に、ご家族と相談しながら樹木葬選びをしてみてはいかがでしょうか。特に人気の樹木葬は完売するのも早いため、気になる樹木葬が見つかったら、まずは資料請求・現地見学しておくことをおすすめします。