近年、需要が高まり注目されている「納骨堂」。さまざまな事情から納骨堂を考えている人は多いのではないでしょうか。今回は、京都府で人気の納骨堂をランキング形式でご紹介します。
京都府でも納骨堂を提供している霊園が増えています。宗教や宗派を問わない霊園も多くみられます。数多くある納骨堂を選ぶうえでチェックしておきたいポイントや費用相場もあわせて紹介しますので、お墓選びで後悔しないよう確認してみてください。
京都府で人気の納骨堂おすすめ10選!
「いいお墓」が厳選!京都府で人気の納骨堂ランキングTOP10をご紹介します。
惜しくもTOP10外!でも問い合わせの多い霊園をまとめました
- 西法寺 永代供養塔(京都府舞鶴市字行永2651)
- 大本山東福寺塔頭 願成寺永代祠堂「寿光殿」(京都府京都市東山区本町15丁目807 (東福寺山内))
- 光徳寺 のうこつぼ(京都府京都市下京区西七条北西野町10)
京都府のエリアから霊園を選ぶ
納骨堂とは?
納骨堂とは、遺骨を主に建物内に安置し、供養する施設のことです。元々は遺骨を一時的に納めるための施設でしたが、最近では遺骨を祭祀する施設としての役割を担うことも多くなりました。広大な敷地を必要としないため、主に都市部を中心に、近年樹木葬とともに注目を集めている新しいタイプのお墓です。宗旨や宗派に関わらず納骨が可能な施設も増えています。
納骨堂はどんな人に向いている?
霊園や寺院に供養・管理を任せられる納骨堂は、お墓を承継する人がいない人に向いています。
子どもがいる人でも、子どもが遠くに住んでいる、霊園や寺院へのアクセスが悪いなどの理由で、子孫にお墓を継承させることをためらう人もいるでしょう。そのように、「子孫にお墓の管理を負担させたくない」と感じている人にも、納骨堂は向いています。
納骨堂には様々な種類がある?種類による違いは?
納骨堂は大きく分けて5種類あり、それぞれ形や特長が異なります。ここでは、各種類の紹介とおすすめポイントを紹介します。
自動搬送式
ICカードをかざすと、バックヤードから参拝ブースまで遺骨が自動で搬送される納骨堂。「ビル型」「マンション型」とも呼ばれており、都市部に多く存在しています。掃除や管理が不要で、アクセス至便であること、コンピューター制御なのでセキュリティ面が万全であることなどが特長です。
ロッカー式
コインロッカーのような扉付きの同じ大きさのお壇がずらりと並んだ納骨堂。他のタイプよりも低価格な点がポイントです。
仏壇式
契約単位ごとに仏壇が用意されている納骨堂。 上段に仏壇、下段に遺骨を納めるスペースがあり、遺影やお花、お供え物などを置くことができます。装飾が美麗なために比較的割高である場合が多いです。
位牌式
戒名や没年月日などが書かれた位牌を個人スペースのシンボルとして掲げる納骨堂。施設によって、位牌と遺骨を一緒に置くタイプ、位牌と遺骨を別のスペースに置くタイプと2種類に分かれます。
墓石式
一般的なお墓と同じように、墓石を用意するタイプの納骨堂。墓石代が別途発生するため、納骨堂のなかでも高額となる場合が多いです。
運営形態による違いとは?
霊園・墓地は、お墓を経営する主体によって大きく3つの種類・運営形態に分けることができます。納骨堂も運営形態により違いがあります。ここではメリット・デメリットとあわせて解説します。
公営霊園(運営=自治体)
都道府県、市区町村などの自治体によって、管理・運営されています。地方では、昔から村落(旧行政村)が運営する「共同墓地」という形態もあります。
- 宗旨・宗派の宗教的制約がない
- 永代使用料や管理料が低めに設定されていることが多い(一部、民営より高額な場合もあります)
- 公の霊園・墓地であり、運営が自治体であることの安心感がある
- 申込に際して条件がある(以下、条件例)
・住所が霊園の管理・運営する自治体の管轄にあること
・ご遺骨があること
・親族に承継者がいること - 募集が不定期。受付期間も限定されており、応募多数により抽選になることが多い
- 立地の面で不便な所が多い
- 募集する区画が限定されている
民営霊園(運営=公益法人)
財団法人や社団法人、または宗教法人から運営委託を受けて民間によって、管理・運営されています。
- 個性的な特色や雰囲気、サービスなど利便性向上のための工夫をしている所が多い
- 申込に際しての条件は、寺院墓地・公営霊園に比してゆるい
- 価格面において、割高感がある
寺院墓地(運営=宗教法人)
お寺の境内地に墓地があり、主に寺院によって管理・運営されています。
- 境内地に本堂、仏様(ご本尊)がある安心感
- ご僧侶が身近にいらっしゃるため、葬儀や法要、供養面において恩恵
- 法話の拝聴、相談事にものってもらえる心の平穏面
- 歴史や境内地の醸し出す風格や独特の雰囲気
- 宗旨・宗派が限定される場合がある
- 「檀家になること(入壇)」を前提条件とする場合がある
- お寺の行事や活動への参加、寄付等を求められる場合がある
- サービスを目的とするものではなく、信仰面第一であるため、お寺や住職さんによって運営面での差が生ずることがある
お墓選びを後悔しないために
お墓の購入は、一生に一度ともいえる大きな買い物です。数多くあるお墓の中から後悔のない選択をするため、しっかりと比較・検討をすることが大切です。なにより大切なのは、自分の足で訪れ、目で確かめ、気になる点は担当者に確認することです。気になった霊園はまず、実際の霊園へ見学してみてはいかがでしょうか。