雨の日“だから”霊園見学!専門家が教える5つの理由

雨の日“だから”霊園見学!専門家が教える5つの理由
記事を先読み
  • 雨の日の霊園見学は、墓所の水はけや墓石の変色、霊園の雨の日対策がわかる
  • 霊園によっては、雨の日にタオルの貸出や送迎などのサービスを提供している
  • 梅雨時は気温も涼しく、当日の霊園見学を受け入れてもらいやすいのでおすすめ

毎日のように天気予報に雨マークがつく梅雨の季節は、外出するのが億劫になりがち。ですが、雨の日だからこそ霊園見学をするとわかるポイントがあります。たとえば、墓所の水はけや墓石の変色、霊園の雨の日対策などは、雨が降っている季節でないとなかなか確認できません。

この記事では、雨の日の霊園見学をおすすめする5つの理由を紹介します。この記事を読んだら、「雨だからお墓の見学に行かなきゃ!」と思っていただけるかもしれません。

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雨の日に霊園見学する理由①水はけの良し悪し

霊園の水はけの良し悪しについて解説

霊園の水はけは、良ければ良いに越したことはありません。その理由は主に2つです。

  • お墓自体の耐久性に関わるから
  • お墓参りのときの足元の安全性に関わるから

霊園の水はけはお墓の耐久性に関わる

ご存知の通り、一般的なお墓の原材料は石です。石は、雨の日に水を吸い、晴れの日に水を吐き出します。石が吸水した状態は劣化の原因になり、その状態が長く続けば劣化のスピードが早くなってしまいます。

また、お墓の内部にあるカロートと呼ばれる骨壷を収める箇所に水が入り込むと、大切なお骨が水浸しになったり、その水を排出できず湿気がこもってしまうことでカビだらけになったり…と、良いことがひとつもありません。

お墓は、何年も、何十年も受け継いでいくものだからこそ、お墓周りの水はけはとても重要なのです。

カロートは「丘カロート」「地下カロート」の2種類

ひと昔前までは地下カロートが一般的だったのですが、昨今では、都心を中心として丘カロート(地上)カロートが主流になってきました。

地下カロートでも、基本的には水が抜けるよう設計されていますが、水はけが悪くて水が抜けなかったり、山からの水の通り道になっていてなかなか水が引かなかったり…など、地形的に水が抜けずに、結果として劣化が早まってしまっているお墓も少なくありません。

一方で、丘カロートは水はけが良く、通気性も良いです。地表にあるため水が溜まる心配もありません。新しくお墓を建てることを考えている方は、丘カロートがおすすめです。

雨の日のお墓参りの安全性を確認できる

霊園見学時には水はけの良し悪しでお墓参りの安全性を確保することが大事

お墓参りに行くとなると、家族や親類が一堂に会するということが多いのではないでしょうか。大勢の人のスケジュールを合わせたその日が雨だからといって、簡単に予定を変更できるものではありませんよね。

また、親類が集うとなると、中にはお年寄りの方、足腰が不自由な方もいらっしゃるでしょう。そんなときでも、安全にお墓参りをしようと思ったら、やはり水はけが良く、足元の安全性が確保された霊園にお墓を建てるのが安心につながります。

ちなみに、水はけの良し悪しは敷地内の水たまりの有無などで確認できます。建てようと考えている区画の周辺だけでなく、敷地内の他の場所、特に排水口の付近などは、歩き回ってチェックしてみると良いでしょう。

雨の日に霊園見学する理由②墓石の変色状態

霊園見学時は墓石の状態を確認して石の吸水性や変色の状況をチェック
前述した通り、墓石は水を吸収します。その吸水性は石の種類によって異なり、吸水性が高い石ほど変色の度合いが大きく、また経年劣化が激しいと予想できます。

あまりに雨が降り続いているとお墓全体が完全に吸水している場合もあり、雨による変色の度合いを見るには翌日の雨上がり、晴れた日の正午過ぎがベストとも言われていますが、いずれにせよ、雨による変色の状況を見ておいて損はありません。

たとえ霊園の水はけが良くても墓石の吸水性に難があれば、劣化スピードが早まってしまいますし、逆もまた然りです。霊園自体の水はけと同時に、墓石の変色状況も、雨の日にしっかりチェックしておきましょう。

雨の日に霊園見学する理由③涼しくて快適な気温

皆さん実感していると思いますが、日本の夏は暑いです。昨年は東京都心でも40℃近くを記録するなど、洒落にならない猛暑になります。

さて、そんな夏をすぐそこに控えた梅雨時は、ひと雨くれば涼しくなり、意外と快適に霊園見学ができるというメリットがあります。

ちなみにですが、気象庁発表の情報によると、6月から8月にかけては前線や湿った空気の影響を受けやすく、晴れの日が少なく暑さは平年並みで、かつ梅雨の時期の降水量は平年より多くなる可能性があるとのこと。雨だからといって霊園見学を先延ばしにしていると、いつまで経っても晴れのタイミングが訪れない…なんてこともあり得ます。

雨だからといって霊園見学を先延ばしにしない。覚えておいてくださいね!

雨の日に霊園見学する理由④霊園の“雨の日対策”

霊園によっては、雨の日に見学される方に嬉しいサービスを提供してくれるところがあります。例えばタオルの貸し出しをしてくれたり、最寄り駅から、また場合によっては自宅の送迎を行ってくれたり…と、雨による不便さを感じさせないサービスを受けられる霊園があります(送迎サービスは天気に関係なく行っている霊園もあります)。

雨の日に霊園見学する理由⑤当日の見学申し込み対応

…と、これだけ「雨の日の霊園見学がおすすめですよ」と言っても、やはり腰が重くなってしまうのも仕方ありませんよね。そのせいもあって、雨の日の霊園は人が少なく、見学を予定していてもキャンセルする人も多くいるのが実情です。

だからこそ!通常は数日前から予約をして霊園の担当者の予定も抑えておくものですが、雨の日にはすべりこみ的に、当日の見学申し込みに対応してくれる場合が多いです。

雨だからといって家の中にこもるのではなく雨だからこそ霊園見学、行ってみませんか?

増税前にお墓を購入するなら6~7月がラストチャンス!?

霊園を決め、墓石も決まってから実際にお墓が建つまでには、2~3ヵ月はかかるのが一般的です。一方で、2019年は10月1日から消費税の増税が決まっており、遂に10%の大台に乗ることになります。

税率にして2%のアップとなるわけですが、大きな買い物となるお墓の購入では、数万円も差が出ることになります。バカにならない金額ですよね。

9月いっぱいまでにお墓を建てて支払いを終えようと考えたら、余裕を持って6月いっぱい、遅くても7月には契約を済ませたいところ。そう考えるとさらに、「雨だから見学はやめようか…」なんて悠長なことは言ってられないですよ!

お墓・霊園見学の方法とは?チェックポイントと注意点
お墓・霊園見学のチェックポイントは、アクセス・設備環境・管理状況など。見学前に霊園に申し込みをして、当日は動きやすい洋服と靴で訪れましょう。ここでは、お墓見学のチェックポイントや服装・持ち物、霊園の申し込み方法などを紹介します。