期限付き墓地とは – 選ぶメリットと費用相場

期限付き墓地とはその名の通り、使用期限がある墓地のことです。使用期限は墓地によって2、3年と短期間のものから、数十年と長期間のものもあります。地方の過疎化や少子化により現在増えている無縁墓地を解消する手段としても注目されている新しい形態のお墓です。期限付き墓地を使うメリットや使用にかかる費用について詳しくまとめました。

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期限付き墓地とは

期限付き墓地は、使用する期限が定められていて、その期間に応じた使用料を支払います。期限付きではありますが、家名の入ったお墓を持つことができ、一般的なお墓のように故人のお参りや供養ができます。

期限が過ぎた後は、遺骨を霊園などが管理する合葬墓や納骨堂へと移し、そこで永代にわたり管理・供養してもらうという仕組みです。使用期限を延長したいときには、管理者へ申し出ればほとんどの場合で延長が可能です。

従来のお墓は購入し、先祖代々受け継いでいくものでしたが、期限付き墓地はお墓の賃貸契約のようなもので、代々受け継いでいくことを前提としない新しいお墓のあり方です。そのため、使用に際しての柔軟性が高いという特徴があります。

また、霊園によっては従来のお墓を期限付き墓地へ変更できる場合もあります。変更を検討したい場合は、お墓の管理者へ問い合わせましょう。

期限付き墓地が生まれた背景

少子化や核家族化が進む現代では、墓地を守ってくれる子孫が減少しています。たとえ、子どもがいたとしてもひとりっ子であったり、両親と離れて暮らしていたりすることも少なくありません。

それに伴い、これまでは当たり前のように受け継がれていたお墓が、後継者を失い無縁墓となるケースが増えています。期限付き墓地は、このような社会的背景の変化に対応するため生まれたお墓の形であり、無縁墓の増加を防ぐ対策として有効と考えられています。

期限付き墓地を利用している人

一般的なお墓は、代々受け継いでいくことを前提として成り立っています。しかし、少子化、核家族化が進む現代では、お墓の後継者を得ることが難しくなっています。せっかくお墓を建てたとしても、後継ぎがなく無縁墓となってしまうとお墓は撤去され、再販されてしまいます。そのため、お墓は欲しいけれど自分の死後のことを考えるとなかなか購入に踏み切れないという悩みを抱えている人が増えてきました。

また、子どもがいたとしてもお墓の負担をかけたくないと考えている人も増えています。お墓を維持・管理することは手間もお金もかかります。毎年管理料を支払い、掃除やお参りに行かなければならないからです。後継者がいない、あるいは子どもはいても子どもやその次の世代にお墓の負担をかけたくないと考える人たちに期限付き墓地は受け入れられています。

期限付き墓地を選ぶメリット

無縁墓地にならない

期限付き墓地に埋葬された遺骨は期限が過ぎると、合葬墓などへと移され管理・供養してもらえます。自分の代で完結できるので、自分の死後、お墓が荒れたり、無縁墓地となる心配がありません。そのため、後継ぎがいない人でも安心してお墓を使用できます。

期間の延長ができることがほとんどなので、そのまま次の世代も使用したいと考えいるのであれば、料金はかかりますが、代々利用することもできます。継続利用を検討している場合は、最初にしっかりと契約内容を確認しておきましょう。

短期間の使用も可能

「いずれは生まれ故郷へ埋葬したい」「急な死でお墓の用意がない」「合葬墓にしたいが、すぐに入れるのは抵抗がある」など、ゆくゆくは別のお墓へ埋葬する予定だけど、一時的に埋葬しておきたい場合などにも、使用されています。七回忌・十三回忌の法要を区切りとして利用する人もいて、ある程度の期間はお墓参りがしたいというニーズにもマッチしています。

お墓の費用を抑えられる

期限付き墓地は、従来のお墓に比べると安価で自分のお墓を手に入れることができます。一般的なお墓を建てようとすると、墓石の購入費用や永代使用料などが必要で、総額で100万円以上かかってしまうことがほとんどです。一方で期限付き墓地はそれらがかからず、数十万円から購入できるので、お墓にかかる費用を大幅に抑えられます。

期限付き墓地の費用の目安

期限付き墓地を使用するために必ずかかるのが、使用料です。使用料は使用期間が5年で20万円から、30年で50万円からというのが相場のようです。このほかに霊園ごとに保証金、管理料、使用期間を延長する場合には、更新料などがかかることがあります。保証金は5万円~20万円程度で、使用期限が過ぎた時点で返却されます。使用料は墓地によって異なりますので、申し込む前に確認してみてください。

期限付き墓地を考えている人は永代供養墓も

永代供養墓とは、お寺や霊園が一定の年数まで管理・供養を行ってくれるお墓のことです。こちらも、後継者のお悩みがある人によく利用されています。

十七回忌や三十三回忌などの期限を過ぎると期限付き墓地と同様に合葬墓へ移って、共同で管理される仕組みです。

まとめ

人々の暮らしの変化とともに、お墓のあり方も変わってきています。期限付き墓地は、後継者の問題でお墓の購入をためらっていた人でも利用しやすい新しいお墓のシステムです。これからますます利用する人が増えると考えられています。

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