お墓の新規開設の手順は?霊園の開発はこれから増えていく?【Q&A】

お墓を新規開設する手順は?

お墓の新規開設を考えています。お墓の建立の流れや手順を教えてください。

1.どんなお墓を建てるか決める
2.お墓を建てる霊園・寺院を探す
3.墓地購入の契約をする
4.墓石を決める
5.お墓を建てる


お墓の新規開設・購入の流れは、大きく5つのステップに分けられます。
まず最初に、どんな種類のお墓を建てるのか考えましょう。墓石を墓標とする一般的なお墓の他に、樹木葬や納骨堂など、さまざまな選択肢が存在します。お墓のタイプを絞ったら、霊園・寺院を探し、墓地購入の契約をしたり墓石やデザインを決めたりと、具体的な作業を進めていきます。契約内容通りにお墓を建立するまでが一連の流れです。

お墓の新規開設や霊園の開発はこれから増えていくの?

千葉県在住なのですが、新聞の折り込みチラシで新規開園の霊園宣伝をよくみかけます。これから新しい霊園の開発は増えていくのでしょうか?

高度成長期における都市部での人口爆発を受けて、1970年代~1980年代に郊外型の大規模霊園が多く造られました。
しかし、永代使用料及び墓石代によって一時的に多額の金銭が集まることから、悪質業者による売り逃げのような開発造成が問題視されていました。
こういった悪質な霊園は「永続性」「安定性」を満たさないので、墓地の仕様が困難になるのはもちろん、都市問題の原因となりがちです。

そのため昨今は、行政が霊園の許認可に慎重な姿勢をとるようになり、新規の事業型墓地の大規模造成は極めて難しい状況となっています。
※都市近郊の公営霊園も、用地不足から新たな造成は困難で、既存霊園・墓地を有効活用する方向で墓地行政が進んでいます。

墓地行政は地域の実情に合わせた運営が重要なため、国は各地方自治体の裁量範囲を広く認める方針をとっており、許認可の基準は地域によって大きく異なります。
そのため、基準が緩やかな自治体に新たな事業型墓地の開発が集中していくと見られています。

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