法要や供養のやり方、進め方はだれが決めるべき?【Q&A】

法要や供養のやり方・進め方はだれが決めるべきなのでしょうか?
親戚の方からいろいろと口を出されて困っています。

法要の具体的な手順といった事柄に関しては地域の慣習によることが多く、また宗旨宗派によってもさまざまに異なりますので、これが正解というものはありません。

やはり、お付き合いのあるお寺や、法要でお勤めに来られるお寺の僧侶にご相談されるのが確実と思います。

 

ただし法律では「祭祀(さいし)を主宰すべき者」という概念があり、祭祀に係る財産を承継すると規定されています。

簡単に言えば家系図、仏壇、仏具、祭壇、祭具、墓地、墓石などの財産の所有権を受け継ぐということで、この者が供養などの祭祀事に関して主導する役割を担うという前提に立っていると考えられます。

親戚や身内で意見の相違がありなかなか意見がまとまらないといった場合、基本的には上記「祭祀の主宰者」が決めていくのが基本にはなります。

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