鮮やかなオレンジ色の本堂 ワット・ミーサイ(ラオス)

本堂の中は、煌びやかな仏様と仏画に埋め尽くされた宝石箱のような美しさ。

旧正月を前にお坊さんたちもワクワク、普段は見せないご機嫌な姿でした。

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オレンジ色の本堂と壁一面の仏画

ラオスの首都ヴィエンチャンを東西に横切るセーターティラート通り沿いに、ワット・ミーサイというお寺があります。

16世紀後半、ラオスの前進であるラーンサーン王国だった時代。通りの名前にもなっているセーターティラート王は、首都をルアンパパーンから現在のヴィエンチャンに移しました。そして王はラオスの紙幣にもなっているタート・ルアンを筆頭に、幾つもの寺院を建立させました。その中の一つがここ、ワット・ミーサイです。

一面の仏画と美しい仏具で埋め尽くされた本堂

本堂の屋根はラオスの伝統的な造りなのですが、幾つもの太い柱のオレンジ色は、他では見たことないほどの鮮やかさです。

そして本堂の床から天井までを埋め尽くす仏画の数々。お釈迦様が瞑想する姿や布教する様子を伝えています。中にはエメラルド仏がひざまづいてお釈迦様にお願いごとをしているようなマンガのような絵もありました。どれも親しみやすい表現で分かりやすく描かれているのです。

分かりやすく親しみやすい仏画の数々

色鮮やかな壁画に囲まれ、煌びやかな幾つもの仏像と仏具、美しい調度品も多く、本堂の中は宝石箱のような空間でした。

そしてご本尊の特徴的なお顔に微笑んでしまいます。東南アジアの仏像は笑ったような目をしていることはよくありますが、ここまで目が離れていて、たれ目の仏様は初めて見ました。

離れ目、たれ目、愛嬌のあるお顔のご本尊

特大の釣り鐘と撞木

宿坊の脇にぶら下がっている特大の釣り鐘は、高さは2m以上、太さは両手でも抱えきれないほどです。そして釣り鐘を“ゴーン”と鳴らす時は、日本だったら初詣でやるように、上からぶら下がっている撞木(しゅもく)と言う棒に更にロープが垂れていて、それを両手で振って鳴らすのが一般的でしょう。

ところがこのお寺では、長く太い撞木を、お坊さんの腕力だけで持ち上げて、この特大の鐘を鳴らすというのですから、これは大変な仕事です。近くにいたお坊さんに聞いたら「毎朝4時に起床の合図として一回だけ鳴らします」とのことでした。

特大の釣り鐘と素手で振る撞木

旧正月が楽しみなお坊さんたち

境内の奥で若いお坊さんたちが掃除をしています。私に気付くと「トウキョ!コンチハ!サヨナラ!」と、とてもご機嫌です。ラジオで大きな音で陽気な音楽を流していて、おしゃべりと笑い声が絶えません。楽しくて仕方ない様子です。

「皆さん、楽しそうですね。何かいいことありましたか?」

・・・来月の旧正月、ピーマイラオが近づいてますからね。皆でその話をしていました。ラオスの人々にとっては一年で一番楽しい行事なんです。水かけ祭りとも言われ、誰かれ構わずバケツや水鉄砲で水をかけ合って、旧年中の悪い出来事を洗い流すのです。国中が大盛り上がりするんですよ。

日本でも年末年始は友達や親戚と会う機会が増えて、楽しい気持ちになります。ここのお坊さんたちも同じで気持ちがワクワクしているのです。

音楽を流し、楽しそうに掃除をするお坊さんたち

ただ残念なことに、この日は新型コロナウィルスの感染拡大がここにも迫っていました。この日までにラオスで感染が確認された人はまだゼロでしたが、翌々日からは全ての学校は休校、空港には医師と看護師が待機。そして誰もが楽しみにしていたピーマイラオも中止となってしまったのです。残念ですが来年は今年の分も楽しめるように祈ってます。

「トウキョ!コンチハ!サヨナラ!」とご機嫌

 

 

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アジアの聖地から
この記事を書いた人
齋藤 浩司

齋藤浩司(株式会社B-WAYグループ 代表取締役)
互助会から葬儀社を経て2001年同社創業。2002年に葬送支援NPO法人を創設。2010年には宗教法人を新規認証。CSR活動として、2007年お寺で余ったお供え物を困窮世帯へ届けるフードバンクを設立。2013年からは東南アジアの貧しい子ども達への生活・教育支援を開始し、現在はカンボジアのスラムで孤児院と幼稚園を運営。活動時に各国の聖地を訪れ、宗教家や現地の人々から文化を学んでいる。東京都新宿区出身。

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