樹木葬がいい! ペットと一緒に入れればなおいい! しかもそれが都心にあれば言うことない!
お墓について、そんな夢を叶えてくれる樹木葬墓地が東京・大田区の久が原庭苑です。
最寄りの駅は東急池上線の久が原駅。そこから商店街を歩いて抜けたところ、安詳寺というお寺の境内にあります。都内でも「治安のいいところ」と言わる閑静な住宅街の中に位置し、近くは幼稚園などもあって子どもたちの楽しそうな声が響いています。
昨年オープンした区画は1年経たずに早くも完売状態となっていましたが、2016年3月8日、ついに新しい区画がオープンしました。でも、オープン時点ですでに十件以上の仮予約が入っています。
桜の木の下で眠る樹木葬
久が原庭苑の特長は、下記の通りです。
今回オープンした区画は、4人で入れる家族用が25区画、夫婦で入れる2人用区画は35区画あります。
中央には里山をイメージさせる自然豊かな庭が、その周りを小さな遊歩道に沿って墓石となるプレートが並びます。
庭は日々、手入れがなされ四季折々の草花が訪れる人の目を和ませてくれます。
大きな桜の木があり、春になるとはらはらと花びらが舞う様子はとてもきれいなのだそうです。
いつまでも愛するペットと一緒
家族と同様、もしくはそれ以上に“家族”なペットと一緒に眠れます。
もともと、安詳寺ではペットの供養を行っていました。境内に移動式のペット火葬車を呼んで、小島知広住職が供養してくれます。
そんな取り組みをずっと行ってきたお寺なので、樹木葬でも安心してペットと一緒に入ることができます。
プレートに好みのメッセージを
プレートには名前や生年月日のほか、好きな言葉が刻めます。
さらにイラストもその人に合わせて彫ることができるのでどのような人生を歩んだ方が眠っているのか、一目で分かります。
樹木葬だけどお花をお供えしても良いの?
樹木葬墓地なので1年中お花には事欠きませんが、お参りの際にお花を手向けることももちろんできます。
そんなときには、専用の花立てを地面に立ててお供えできます。
毎日手入れをしているので、お花はそのままで置いておけば、きちんと手入れをしてくれます。
開眼法要
2016年3月8日に、開眼法要が営まれました。
小島住職はこの久が原庭苑について、当初は「跡継ぎがいない!どうしたらいいんだろう…?」という人に向けてこの墓地をつくったと言います。
「日本は昔からご先祖様を大切にする国です。その心が詰まっている。そういった意味ではやはりお墓というのは大切で、お参りする人がいらっしゃらなく名たらお寺でお参りをしていきますというお墓です。
お墓は眠る人だけではなく、お参りに来る人のためにもあります。生きている人がお参りをなさって苦しい時も悲しい時も、普通の時もいらっしゃってお参りをすることで、生きている人も癒されていく。そういうお墓になるのが一番良いと思います」
お参りをする人が途絶えた後も、「将来にわたってお寺でお参りをしますので、安心してください」と結んでいました。