寺院墓地にお墓を引っ越すと負担は増えますか?【Q&A】

Q.お墓の引越しを考えています。自宅近くに移したいのですが、周辺には寺院の墓地しかありません。寺院の墓地は檀家でないと使用できないとの事を聞いたことがありますが、それは本当ですか?また、檀家になると、寄付や行事の参加等何かと面倒な印象を持つのですが、実際はどうでしょう?

回答

まず、「寺院墓地は檀家にならないと利用できないか」について。

これまでは主として「檀家」になることが条件となっていました。しかし昨今は、それでは墓地利用者を集めることが難しいということから、在来仏教の信徒であれば別のお寺の檀家であっても募集する場合や、檀家にならなくても利用規則を守って所定の管理料を払ってくれればよいという場合、檀家であっても寄付はとらずあらかじめ具体的に決められた金額の管理料のみとするなど負担を明確化・軽減化するお寺も増える傾向にあります。
個別のお寺の事情によって異なりますので事前に問い合わせるなど確認してみてください。心理的にそういったことに踏み込んで尋ねるのは抵抗があるという場合には、お寺がホームページを作りこのような情報を公開していることもありますので事前にチェックされるのもお勧めです。

次に、「檀家になった場合の負担」について。

上述のように最近では墓地の使用希望者の敷居を高くする檀家制度に改善を試みる寺院もみられ、例外的なやり方をとるお寺も徐々に増えております。しかし、檀家とはその寺院の支援者としてその菩提寺たるお寺を守り立てる役目を負うことから、寺院運営の費用を賄うための寄付金/布施を出す必要があるとされています。つまり本堂、塀、参道、客殿、書院、庫裡等の修繕、整備をお檀家全員の協力で支えて行くことになります。また、都度の法要等でもお布施を出すことになります。

また、上記檀家になるならないは別として、お墓の移転時には移転先の寺院墓地での開眼法要のお布施および戒名料(戒名がない、又は、あるが宗派が異なる場合)が必要になることが一般的です。

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